親子で知ろう！札幌の姉妹都市　文化や魅力を子ども目線で　「こども領事」が市長らに発表

（関係団体 2017-01-23付）

各国の魅力や札幌とのかかわりについて発信した

　札幌国際プラザと札幌姉妹都市協会は十五日、札幌コンベンションセンターで「札幌姉妹都市スペシャルデイ～親子で知ろう！札幌の姉妹都市」を開催した。うち、「ＳＡＰＰＯＲＯこども領事２０１７発表会」では、「こども領事」を務める小学六年生三十人が、秋元克広市長をはじめとする聴衆を前に、姉妹都市がある五ヵ国の文化や魅力を発表。子どもならではの目線から、札幌と世界のつながりについて紹介した。

　未来を担う子どもたちに、札幌市の国際化に大きな役割を果たしてきた姉妹・友好都市への理解と親しみを深めてもらおうと、国際プラザ財団設立二十五周年を記念して開催したもの。

　その一環として、こども領事に任命された児童が二十八年十二月から約一ヵ月半にわたって、ロシア・中国・米国・ドイツ・韓国の在札領事館などにおける四回の活動を通して学んだことを新聞にまとめてきた。

　この日は、学習や発表の指導を行った大学生サポーターも付き添う中、こども領事がスライドと新聞をもとに各国の文化を発表した。

　中国について調べたグループでは、中華料理や万里の長城といった国を代表する事柄を取り上げ紹介。日本と中国との違いとして、「手紙」という漢字はトイレットペーパーを意味するほか、日本のお盆に相当する行事が春にあることを説明した。

　また、友好都市の瀋陽市との交流におけるルーツや魅力も取り上げた。二月には市内のスキー場や公園で国際氷雪祭を開催するなど、市民が冬を楽しめる場を数多く提供していることを伝えた。

　発表を行った子どもたちは、「自分たちの住む地域とかかわりのある地域を知ることができてとても良かった」「初めて大勢の人の前で発表して力が付いた。もっと異国の文化を学びたい」と、笑顔をみせていた。

(関係団体 2017-01-23付)