育児の大切さ学ぶ　札幌市陵陽中３年生が幼児と交流

（学校 2017-02-06付）

読み聞かせや遊びを通して楽しく交流した

　札幌市立陵陽中学校（平野まなみ校長）は一日と三日、同校で豊平区次世代育成支援事業「中学生とあそぼう！」を開催した。三年生が同校を訪れた幼児とのふれあいを通して、命の尊さや育児の大切さを学んだ。

　同事業は三年生の家庭科の授業の一環として実施。生徒が親子と交流することで命の尊さを知り、育児の大切さを学ぶため、毎年行っているもの。

　はじめに、参加した母親が子どもを育てる上で大変なことや楽しいことなどを伝えたほか、豊平区役所の職員が子どもとの接し方など注意点を説明。生徒たちは子どもの成長やかかわり方を学んだ。

　続いて、生徒たちは読み聞かせやままごと、おもちゃを使った遊びを通して子どもたちとふれあったほか、人形劇やダンスを披露した。また、子どもたちのためにつくったバルーンアートやヨーヨー、折り紙を贈呈。母親あてには、「私が親になったら、元気で明るい子どもになるように育てたい」「普段なかなかできないような体験をさせていただき、ありがとうございました」などと感謝の気持ちを込めたメッセージも添えた。

　五十嵐淳元教諭は「生徒たちには、今回の体験を生かして、将来、立派な親になってほしい」と話していた。

(学校 2017-02-06付)