道教委・柴田教育長が渡島管内視察 小・中学校など訪問し激励 特色ある取組の成果期待(道・道教委 2017-02-16付)
子どもたちの授業の様子を見守った
【函館発】道教委の柴田達夫教育長が二月上旬の二日間、渡島管内の教育行政視察を行った。学校や渡島教育局など六施設に足を運び、各校の特色ある取組に関心を示し、今後の成果に期待を寄せていた。
視察には、道教委の桜井康仁教育政策課長、渡島教育局の辻俊行局長、山下亮一次長などが同行した。
初日は、函館市立深堀中学校(岡野伸二校長)で数学の習熟度別学習、函館中部高校(中島悟校長)で英語と化学の授業を視察した。
深堀中は、二十六年度以降の全国学力・学習状況調査の全科目で、全国・全道平均を上回っている。岡野校長が積極的に授業を見学し、教員にアドバイスを送るなど学校全体で生徒の学力向上に取り組んでいる。
柴田教育長は授業を視察したあと、「函館市だけではなく、管内の教育をリードしていけるよう、日々の業務を徹底し頑張ってほしい」と職員を激励した。
続いて、視察した函館中部高は、英語教育に力を入れており、グローバル化に対応できるような人材育成を目指している。柴田教育長は「生徒が積極的に授業に参加しているのが分かった。今後は、英語での表現力がさらに高まることに期待したい」と話した。
二日目は、七飯町と北斗市の小・中学校を視察。道教委が推進する授業改善推進チーム活用事業などの指定を受けている七飯町立七重小学校(鈴木俊浩校長)、就学が困難な児童生徒が通う七飯町立大沼小学校鈴蘭谷分校(岩﨑透校長)と七飯町立大沼中学校鈴蘭谷分校(西村和彦校長)、学力向上の面で成果を上げている北斗市立上磯小学校(髙橋徹校長)を訪問した。
このうち、鈴蘭谷分校では、両校長から学校に通う子どもたちの実態や卒業後の進路、他校との交流の様子などについての報告を受けたあと、授業の様子を視察した。トーンチャイムを使用した演奏や低学年の授業の様子などを見守ったあと、児童生徒が生活する寮などを見学し、子どもたちの生活状況についても関心を示していた。
(道・道教委 2017-02-16付)
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