上川局28年度管内教育実践表彰 3校1個人などに栄誉
(道・道教委 2017-02-16付)

 【旭川発】上川教育局は、二十八年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育部門では、旭川市立朝日小学校、和寒町立和寒中学校、富良野緑峰高校の三校と、旭川農業高校の佐藤崇教諭を選出。社会教育部門では、当麻町青年会議が受賞した。

 今回は、上川合同庁舎での表彰式を行わず、小野寺一郎局長が今月下旬に受賞者を訪問し、表彰状を贈呈する。

 受賞者の功績概要はつぎのとおり。

     ◇

【学校教育】

◆団体

▼旭川市立朝日小学校(中山雅文校長)

▽「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指した授業改善に向けた研究推進

 二十七年度からアクティブ・ラーニングにかかる道教委の指定を受け、実践推進校として理論研究および実践研究を行い、学習指導要領改訂のキーワードの一つであるアクティブ・ラーニングの推進に向けて、教材開発や公開研究会等で広く先進的な活動を発信している。

▼和寒町立和寒中学校(安達啓一校長)

▽確かな学力をはぐくむ学習指導および道徳教育の推進

 学校・家庭・地域の連携を通した家庭学習等によって、全国学力・学習状況調査で成果を上げている。

 また、二十八年度北海道道徳教育推進事業指定校として、道徳的価値について深く考えさせるためのアクティブ・ラーニングの手法を取り入れた道徳の時間の授業を展開し、思いやりの心や学び合いの心を育む取組を推進している。

▼富良野緑峰高校(宮本鎮栄校長)

▽小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業における郷土愛の育成

 二十七年度から道教委の指定を受け、富良野市総合戦略としても位置付けられている、小中高十二年間を見据えたふるさとキャリア教育を通して、地域社会と学校が連携・協働し、マイノート等を活用した教育活動を推進している。

◆個人

▼佐藤崇教諭(旭川農業高校)

▽学校農業クラブ活動にかかる指導を通した農業人の育成

 農業クラブ活動指導で、生徒を全国大会に導き、様々な取組成果を全道・全国に向け発信し続け、農業教育の発展、充実に尽力している。

 また、地域企業や官公庁等との連携を通じ、ご当地グルメの中華まん「あったか旭川まん」の商品開発を成功させた。

【社会教育】

◆団体

▼当麻町青年会議(中島久滋議長)

▽青年層による地域創生

 町内在住の青年および青年団体の連絡・協調を図り、「キャンドルライトフェスティバル」「市街地花いっぱい活動」など各種イベントの運営参加や、子どもたちを楽しませる企画を多数実施しており、まちづくりに大きく寄与している。

(道・道教委 2017-02-16付)

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