グローバル人材を育成　柴田教育長が予算案で会見

（道・道教委 2017-02-21付）

柴田教育長は、ふるさと教育などの推進を表明した

　道教委の柴田達夫教育長は十七日、二十九年度道教育予算案発表に当たり、会見に臨んだ。子どもたちに、「ふるさと北海道に愛着をもって、互いに支え合いながらたくましく生きていく力」を身に付けさせる必要性を掲げ、学力・体力向上などの課題とともに、グローバル化に対応した人材育成、ふるさと教育に取り組むことを表明した。

　予算案編成の基本的な考え方として、「社会の変化が人々の予想を超えて進展する中、子どもたちが、ふるさと北海道に愛着をもって、互いに支え合いながらたくましく生きていく力を身に付けていくために、確かな学力、豊かな心、健やかな体をバランスよく育成することと、その基盤となる教育全体の環境づくりに取り組む」「学力・体力、いじめの問題などの課題解決に向けては、学校・家庭・地域・行政が連携して、教育環境の一層の充実を図っていく」ことを掲げた。

　その上で、「学力や体力の向上に向けた取組、小規模校における教育環境の充実、グローバル化に対応する人材の育成などに重点的に取り組んでいきたい」「いじめなどの問題について、緊張感をもって未然防止、早期発見・早期対応を徹底していきたい」と述べ、各種施策の実施を表明。

　「子どもたちに、社会の変化を前向きに受け止め、よりよい社会と幸福な人生を自らつくり出していく力を身に付けさせていくという使命を果たすべく、学校・家庭・地域・行政の緊密な連携のもとで、一丸となって本道教育の充実・発展に取り組んでいきたい」と述べた。

　特に、学力・体力向上などの課題とともに、グローバル化に対応した人材育成とふるさと教育とを並行して進めていく必要性を挙げた。

(道・道教委 2017-02-21付)