東神楽中と台湾大園中が姉妹校に　交流深め国際感覚養う　調印式を挙行し協定締結

（学校 2017-03-13付）

調印式で協定を締結し、今後も相互に交流を深めていくことを約束した

　【旭川発】東神楽町立東神楽中学校（飯田勝彦校長）は、台湾桃園市立大園国民中学（李培濟校長）と姉妹校提携を結んだ。二月二十日に台湾の大園国民中学で調印式を挙行し、両校の校長のほか、山本進町長や町教委の水野和男教育長らが出席。相互理解を深め、国際感覚の養成を図る協定を締結した。今後は、十二月四日に大園国民中学の生徒が町を訪問し、三十年一月に東神楽中の生徒が台湾を訪れる計画となっている。

　町は、二十六年十二月から交流に向けた準備を進め、二十七年十二月に台湾桃園市立大園国民中学の吹奏楽部の生徒約四十人を受け入れ、東神楽中で両校の生徒が茶道体験や給食、英語・体育の授業をともにした。また、町主催の中学生台湾派遣交流プログラムで二十八年一月に六日間の日程で、参加を希望した東神楽中の生徒十三人が台湾を訪問。大園国民中学での交流や生徒の家庭でのホームステイを行った。

　学校が空港の近くに所在しているほか、部活動が盛んで特に吹奏楽部が高い評価を受けているなど、共通点の多い両校。お互いの連携を一層強め、文化的、教育的交流を通じて相互理解を深めるとともに、国際感覚を養うことを目的に、姉妹校提携を結ぶこととした。

　二月二十日には、大園国民中学で調印式を挙行した。両校の校長のほか、町からは山本町長や水野教育長、台湾からは桃園市議会の徐其萬議員や桃園市大園区公所の呂水田区長などが出席。姉妹校提携にかかる協定書に両校長がサインし、固く握手を交わしたほか、記念品をお互いに贈呈した。

　式後、体育館に移動し、大園国民中学の生徒が合唱や吹奏楽を披露し、町一行を盛大に歓迎。演奏後、山本町長らは生徒と交流した。

　今後は、十二月に大園国民中学の生徒が町を訪問し、三十年一月に東神楽中の生徒が台湾を訪れ、両校で交流を深める予定となっている。

　水野教育長は「吹奏楽部の演奏交流や野球部の試合も計画している。両校が相互に交流する中で国際感覚を磨いてもらえれば」と期待を寄せている。

(学校 2017-03-13付)