共和高　冬季アジア大会でボランティア　大会の成功に一役

（学校 2017-03-07付）

積極的なボランティア活動を展開した生徒たち

　【倶知安発】共和高校（宮下裕加校長）は二月二十二～二十四日の三日間にわたって、「２０１７冬季アジア札幌大会」の大会運営ボランティアに参加した。手荷物検査業務をサポートするなど、大会の成功に一役買った。

　同校では、生徒の社会性やコミュニケーション能力の向上を図るため、地域でのボランティア活動など、年間を通じて、様々な活動を展開している。

　今回の「２０１７冬季アジア札幌大会」の大会運営ボランティアは本年度の活動を締めくくるものとなった。

　札幌アジア冬季競技大会組織委員会主催の事前研修では、冬季アジア大会の歴史やロンドン五輪でのスポーツボランティアの活躍について学んだほか、冬季アジア札幌大会に関しては、ボランティアの「スマイルサポーターズ」が大会運営の主役となっていることなど、説明を受けた。

　業務研修では当日担当する具体的な仕事について説明を受けるなど、ボランティア実施前に三回にわたって受講した。

　さらに、校内での事前学習として、五輪で活躍したスキーヤーの川端絵美氏の講演会やＡＬＴを活用した実践的な英語についての授業を実施するなど、意識の高揚を図ってきた。

　活動当日、生徒たちは真駒内アイスアリーナにおける手荷物検査業務で、大勢の外国人観戦者らが詰めかける中、手荷物検査の補助や検査レーンへの誘導等を行った。

　観客が少ない時間帯には観客の安全のために階段の雪割をしたり、整列のためのレーン整備を行うなど、積極的に活動する姿がみられた。

　参加した生徒からは、「最初は不安だったが、実際に参加すると自分にもできることがあると気づかされた」「緊張したが、お客さんから〝ご苦労さま〟など声をかけられて、うれしかった」などの感想が聞かれた。

(学校 2017-03-07付)