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２０１７冬季アジア札幌大会　児童生徒が盛り上げに一役　思いを込めた応援届ける　
（学校 2017-03-03付）

千羽鶴を折る美しが丘小の児童

　「２０１７冬季アジア札幌大会」が二月十九～二十六日まで札幌市や帯広市で開催された。アジアを代表するアスリートが出場する中で、市内の児童生徒が応援や会場運営に携わるなど大会を盛り上げた。

　同大会は、アジアの四十五の国と地域が加盟するアジアオリンピック評議会（ＯＣＡ）がアジア地域における冬季スポーツの発展を図ることを目的に開催するもの。

千羽鶴で選手を歓迎

　大会前には、市内小学校の児童らが千羽鶴を作成し、大会の組織委員会を通じて選手に届けられた。このうち、札幌市立美しが丘小学校（村元秀之校長）では、低学年には鶴が折れない児童もいることから、高学年が低学年に鶴の折り方を教えるなど交流を深める縦割り活動として位置付けたほか、アジア大会が札幌市で開かれていることに興味・関心をもってもらうことを目指して取り組んだ。

　八日間かけて千羽鶴を二千羽作成。組織委員会を通じてキルギスとアラブ首長国連邦の選手の入村式の際に手渡された。

　また、開会に先立ち二月六日に行われた聖火リレーでは、札幌藻岩高校（梅原宏之校長）の生徒が聖火ランナーの伴走者として大通公園を疾走。参加選手に向けたメッセージを書いた手旗を持って走るなど大会の成功に向けて取り組んだ。

　札幌市立星置東小学校（上村尚生校長）では、二年生百二人が二人一組で協力してアイスキャンドルを六十個作成。校区内にある星置スケート場の入口前に並べるなど選手や観客へのおもてなしを行った。

手旗に応援

メッセージ

　会場内の盛り上げとして、小・中学校三十六校がイラストや応援メッセージを書いた手旗を約一万本作成。作成した児童生徒が応援に使用したほか、地域住民に配布した。

　うち、札幌市立真駒内中学校（大石まり校長）では二十二日に二百九十一人の生徒が手旗を作成。真駒内セキスイハイムアイスアリーナでショートトラックの出場者を応援した。

大舞台で演奏

　札幌市立南月寒小学校（岡田知之校長）の吹奏楽部は、二月二十四日にどうぎんカーリングスタジアムで「ある恋の物語」「ＷＡＴＥＲ　ＭＥＬＯＮ　ＭＡＮ」を演奏した。児童三十一人が参加。カーリング女子の決勝前に選手や観客の気持ちを盛り上げた。

　札幌清田高校（鳴海昌江校長）のスキー同好会の生徒は二十・二十一日の二日間、クロスカントリーの前走者として参加。レース前にコースを走り、雪の状況を確認するなどスムーズな大会運営に貢献した。

　このほか、小学校六校が選手を応援するメッセージボードを作成し、メディアセンターやばんけいスキー場、白旗山競技場に掲示するなど市内の児童生徒が大会を盛り上げた。