中学生の修学旅行費支援　保護者負担軽減へ半額助成―幕別町教委が２９年度から

（市町村 2017-03-22付）

　【帯広発】幕別町教委は、二十九年度から独自の取組として、修学旅行費支援事業をスタートさせる。町内に在籍している中学生の修学旅行費の半額を援助する。導入初年度となる二十九年度は、補助の対象として約二百三十人を見込んでいる。

保護者の負担を軽減することで、より良い子育ての推進につなげることがねらい。幕別中学校、糠内中学校、札内中学校、札内東中学校、忠類中学校の五校が対象校となっている。

　現在、修学旅行は基本的に三年生を対象に行っているが、糠内中においては小規模校のため、隔年で二、三年生合同で実施している。このため、糠内中では二年生が対象となる場合もある。

　同事業では、一般世帯で、修学旅行費七万円の半額に当たる三万五千円を補助。特別支援教育奨励費補助対象者は、その補助金で受給した額を控徐した二分の一を町費負担として援助する。なお、就学援助世帯については、従来どおり就学援助費として全額助成する方針だ。

　二十九年度に補助の対象となるのは、特別支援教育の補助世帯で七人程度、一般の世帯で約二百二十人を見込んでいる。

　町教委は、「保護者の負担を軽減することで少しでも家庭内での教育の充実につながれば」と期待を寄せている。

(市町村 2017-03-22付)