卒業証書・学位記授与式挙行―北海学園大　誇り胸に社会に貢献　１７４５人が晴れの門出

（学校 2017-03-23付）

学部１７２７人、大学院１８人の代表者に卒業証書等を授与した

　学校法人北海学園が設置する北海学園大学（木村和範学長）は二十日、道立総合体育センター「北海きたえーる」で二十八年度卒業証書・学位記授与式を挙行した。学部卒業生、大学院修了生合わせて一千七百四十五人が、誇りと決意を胸に母校を巣立っていった。

　本年度の卒業生・修了生は、学部卒業生が一千七百二十七人、大学院修了生が十八人。それぞれの代表に学長・各学部長が卒業証書・学位記を手渡した。また、成績優秀者らに賞状を授与した。

　続いて木村学長が式辞。「本学の学生はコミュニケーション能力に優れていると言われるまでになり、皆さんを含む在学生が、社会生活を送る上で重要なコミュニケーション能力、すなわち状況を把握し、他人の言うことを理解する能力、しっかりと自分の考えを言葉によって表現する能力に優れていると評価されたことを誇りに思う」と述べた。

　また、「本学の建学の精神は開拓者精神。これは自立と自律という二つの言葉をキーワードとする。これからの社会生活の中で、皆さんがこの二つの〝じりつ〟を我がものとすべく心がけ、存分に活躍することを願っている」と述べた。

　続いて、在学生を代表し、人文学部一部日本文化学科の敦澤譲君が祝辞。「先の見えない時代だが、皆さんは夢をかなえ、より良い世界を創造すると信じている。我々もあとに続くことを誓う」と述べた。　

　最後に、工学部一部生命工学科の富原優子さんと、経営学部二部経営学科の櫻岡ひかるさんが答辞。

　富原さんは「大学で様々なことに全力で取り組み、新たなことを発見する喜びを知った。春からは大学院に進むが、誇らしい気持ちを胸に、すべての方にお礼を言いたい」と感謝。

　櫻岡さんは「四年間があっという間だった。新しい友人、サークル、専門科目の講座、新鮮なことばかりで毎日心膨らませた。これからはそれぞれの道を歩み始めるが、四年間の誇りを忘れず、地域社会のため、北海道、日本のために、よりよい未来を切り拓いていけるよう精進する」と力強く決意を述べた。

(学校 2017-03-23付)