文科大臣優秀教職員表彰　優れた功績たたえる　稚内高・無量谷教諭に伝達―宗谷局

（学校 2017-03-22付）

表彰状を手にする無量谷教諭（中央）と若林校長（右）、野﨑局長（左）

　【稚内発】稚内高校（若林利行校長）の無量谷順子教諭が、二十八年度文部科学大臣優秀教職員表彰の栄誉に輝き、十六日に同校で表彰状伝達式が執り行われた。宗谷教育局の野﨑弘幸局長が同校を訪れ、表彰状を伝達。無量谷教諭は「これからも生徒の指導はもちろん、稚内の看護教育の発展に貢献していきたい」と抱負と述べた。

　文部科学大臣優秀教職員表彰は、学校教育における教育実践等に顕著な成果を上げた教職員および教職員組織について、その功績をたたえるとともに、広く周知し、教職員の意欲や資質・能力の向上を図ることを目的に、十八年度から実施しているもの。本年度は宗谷管内から無量谷教諭が晴れの栄誉に輝いた。管内では六人目の受賞となる。

　無量谷教諭は、看護科教諭として分かりやすく興味を高める教材や指導方法の工夫を行い、地域の病院や医療施設と連携を図りながら看護臨地実習に取り組むなど、地域に根ざした看護教育の取組が評価された。

　この日、野﨑局長が同校を訪問し、無量谷教諭に表彰状を授与。同校の卒業生でもある無量谷教諭は「母校に貢献できてうれしく思う」と述べ、「これからも生徒の指導はもちろん、稚内の看護教育の発展に貢献していきたい。地域との連携を大切にし、生徒たちが“この学校に来て良かった”と思ってもらえるような看護教育に取り組んでいきたい」と今後の抱負を語った。

(学校 2017-03-22付)