札幌市中央図書館がイベント　仲間と謎解きに挑戦　中高生４２人が参加

（市町村 2017-04-10付）

様々な謎を解き、扉を開けるための数字を入力する参加者

　札幌市中央図書館は三月下旬、同館で中高生向け体験型謎解きイベント「図書館からの脱出　ねらわれた貴重書」を開催した。市内の中学生や高校生四十二人が参加。ねらわれた貴重書を守るため、仲間と協力して謎を解くなど、イベントを楽しんだ。

　この取組は普段あまり図書館を利用しない中学生や高校生を対象に、図書館に興味・関心をもってもらうために実施したもの。ことしで二回目となっている。

　この日、市内の中学生と高校生四十二人が参加。五・六人程度の八チームに分かれて様々な謎解きに挑戦した。

　参加者は研修に来た新人司書という設定で、何者かにねらわれた図書館所蔵の貴重書を守るため、閉じ込められた講堂からの脱出を目指した。チーム全員で協力して様々な謎解きを行い、扉を開ける数字を入力して講堂を脱出した。

　参加者は、「問題が難しかったけれど、とても楽しかった」「仲間との交流ができて良かった」などと感想を述べていた。

　同館の担当者は、「今回のイベントはゲーム性をもたせることで普段は図書館を利用しない中高生が参加しやすいように取り組んだ。イベント参加をきっかけに今後の図書館利用につながれば」と話していた。

(市町村 2017-04-10付)