札幌市教委の「なかよしキャンプ」　１校増やし６校で実施　入学控えた幼児と児童が交流

（市町村 2017-04-10付）

　札幌市教委は、本年度の幼保小連携自然体験活動「なかよしキャンプ」について前年度から一区一校増加の五区六校を実施校とした。翌年度小学校に入学する幼児と小学校四・五年生がともに自然体験活動を行うもの。実施校を拡充するなど、多くの子どもが参加できるような環境の形成を図っていく。

　この取組は、翌年度小学校に入学する幼児（年長児）と、その小学校に通う四・五年生の児童が、札幌の豊かな自然環境の中で自然体験活動を一緒に行うもの。二十六年度から実施しており、活動を通して幼児は小学生になることへの憧れと入学への期待感を、四・五年生は年少者への思いやりの心と上級生としての責任感の醸成を目指している。

　自然体験活動の実施場所は、学校および周辺の施設、青少年山の家など。自然遊びやハイキング、キャンプ、雪遊びなど、様々な活動を行う。

　これまで四区五校で事業を実施。「四・五年生にとって小さい子どもとのかかわり方を学ぶことができる」「幼児にとって来年度から通う学校を知るなど入学への安心感につながる」といった効果があったため、本年度は一区一校増やし、市内五区六校で実施することとした。

　本年度の実施校はつぎのとおり。

▼中央区＝緑丘小学校

▼北区＝百合が原小学校

▼豊平区＝月寒小学校（新規）

▼清田区＝平岡公園小学校

▼手稲区＝手稲北小学校、星置東小学校

(市町村 2017-04-10付)