鷹栖町の29年度教育行政執行方針=宝田教育長(市町村 2017-04-10付)
鷹栖町教委・宝田庄十郎教育長
【旭川発】鷹栖町教委の宝田庄十郎教育長は、九日開会の第一回町議会定例会で二十九年度教育行政執行方針を説明した。二十九年度も引き続き、鷹栖町土曜学習教室「がんばるど」を実施し、きめ細やかな学習支援を展開する。このほか、新たに、小学生を対象としたフッ化物洗口の実施やコミュニティ・スクール導入の検討などに取り組む。
教育行政執行方針の概要はつぎのとおり。
◇
▼学校教育
「確かな学力」の定着については、全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、基礎・基本の確実な定着とそれを活用して解決する力を育み、学習意欲や学習習慣が身に付くよう、各小・中学校に学習支援員を配置し、チーム・ティーチングなどを行う。
さらに、鷹栖町土曜学習教室「がんばるど」を実施し、子どもたち一人ひとりの学習状況に応じたきめ細かな学習支援を実施する。
教職員の研修を継続実施し、教職員の指導力、実践力や資質の向上を図り、学力の向上に努める。
特別支援教育では、障がいや困り感のある子どもの教育的ニーズに応じた校内体制の整備と、その指導方法の工夫・充実に努める。
また、「ことば」に困り感のある子どもについては、通級指導教室を通じて、個に応じた指導に取り組む。
学校図書については、継続的な図書の更新購入を進め、図書冊数の充実を図る。二十九年度から司書が鷹栖小学校と北野小学校へ週に一度訪問し、学校司書として活動する。
また、鷹栖中学校では、引き続き、新聞の定期購読を行い、読書の習慣化を図る。
国際理解教育については、次期学習指導要領の全面実施に備え、子どもたちが早い段階から英語に慣れ親しみ、語学力の基礎を身に付け、より国際理解が深められるよう、小・中学校にALTを派遣し、英語学習の充実とコミュニケーション能力の育成や交流に取り組む。
いじめや暴力行為については、「絶対に許さない」という強い認識に立った環境づくりを積極的に進めるとともに、子どもたちの言動の変化を敏感に察知し、早期発見とその対応に全力を注ぐ。
望ましい生活習慣の定着を目指し、「早ね、早おき、朝ごはん」を合言葉に、引き続き、生活習慣見直し運動を推進する。
児童生徒の健康管理については、中学二年生を対象にピロリ菌検査を継続して実施。次世代の児童生徒への感染を防ぎ、健康の保持増進を図る。
また、二十九年度から小学生を対象にフッ化物洗口事業を実施する。
安全で安心な給食の提供については、積極的に地元産の食材を活用し、「鷹栖町産給食の日」として取り組む。また、二十九年度から中学校の給食実施日数を百九十五日に変更し、運営を行う。
鷹栖高校の特色ある学校づくりやキャリア教育の充実を図る教育活動、振興会や学校の存続を求める会の活動を今後も継続して支援する。
目標やビジョンを地域住民や保護者と共有し、地域一体となって子どもたちを育む取組として、コミュニティ・スクール導入の検討も行う。
▼社会教育
青少年を対象とした事業では、三泊四日の通学合宿を実施する。また、自ら行動することを学び、たくましさや協調性を育むことを目的とした、「たかすサマーキャンプ」をパレットヒルズで実施する。
小・中学校へ芸術家等が出向き、子どもたちに芸術文化のすばらしさや楽しさを体感してもらうことを目的とした「ちびっこフュージョン」「芸術文化体験推進事業」を実施する。
(市町村 2017-04-10付)
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