北見北斗高がオホーツク管内初SSHに 〝グローカル〟な人材育成 地域性生かした研究を推進(学校 2017-04-19付)
常呂川の河川調査では、専門性向上を図っていく
【網走発】北見北斗高校(渡部道博校長)は、本年度から新たに文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された。オホーツク管内では初。五年計画の初年度となる本年度は「オホーツク圏の環境」を研究課題に、大学施設などを訪問して最先端の研究や科学技術を体験するほか、すでに取り組んでいる常呂川の研究調査における専門性向上などに取り組んでいく。
同校では本年度から五年間、科学教育プログラム「北斗グローカルサイエンスプラン」の研究開発を推進。イノベーションを生み出し、持続可能な国際社会の創造に貢献する科学技術人材の育成を目指していく。
サブプランとして、
①地域性を生かした課題研究や外部連携を通じて、基本的な研究方法・技法を確実に習得し、将来の研究ビジョンを実現する研究力をもった人材を育成するための教育プログラムの研究開発
②オホーツク圏の学習教材を用いた科学教育による国際性と国際社会で活躍できる英語活用力をもった人材を育成するための教育プログラムの研究開発
③世界の最先端技術にふれることで科学的素養と主体性、高い挑戦意欲をもった人材を育成するための教育プログラムの研究開発
―の三点に取り組み、生徒の論理的思考力やプレゼンテーション力、失敗を恐れずに踏み出す能力などを養っていく。
本年度は研究課題を「オホーツク圏の環境」と設定。一年生を対象に、北見工業大学や東京農業大学オホーツクキャンパスなどとの連携のもと、大学施設への訪問などを通じて、最先端の研究や科学技術にふれる。また、すでに取り組んでいる常呂川の河川調査における専門性の向上を図っていく。
同校では今後、科学技術系人材育成に関するイベントへの参加を促すサポート体制の充実や、有志生徒による「SSアクションチーム」を結成するなどして、積極的な情報発信と人的ネットワークの拡大に努めていく。
SSH事業を担当する名苗顕治教諭は「国際的に活躍できるだけではなく、様々な地域課題についても目を向けることができる〝グローカル〟な視点をもった生徒を育てていきたい」と話している。
(学校 2017-04-19付)
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