釧路町遠矢小に栄誉　緑化推進で内閣総理大臣表彰

（学校 2017-04-26付）

　釧路町立遠矢小学校（大島正実校長）が、二十九年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰に輝いた。

　同表彰は、緑化推進運動の実施に顕著な功績があった個人または団体を表彰するもの。今回、全国から二個人、十二団体が受賞し、本道の学校からは同校が受賞の栄誉に輝いた。

　同校は、平成八年から子どもたちが湿原や河川とふれあい、釧路湿原の自然の重要性への理解を深める植樹活動「花咲かじいさんプロジェクト」を継続して実施している。これまで延べ五千人以上の児童が参加しており、世代を越えた教育活動は流域住民の環境保全への啓発にもつながっている。

　二十年の節目を迎えた二十七年は、卒業生も参加して当時植樹した樹木の視察を行うなど、在校生とともに環境保全を実施した。

　地域の将来を担う地元の子どもたちが、湿原、河川など自然環境の大切さを学びながら、湿原周辺での植樹活動に積極的に取り組み、その活動を通じて自然の大切さを先輩から後輩につなげることで、学校全体での社会教育に貢献している。

　表彰式は二十八日午後四時から、東京都内の憲政記念館で開かれる第十一回「みどりの式典」で執り行われる。

(学校 2017-04-26付)