札幌市の五輪教育推進事業　取組検討委員会設置へ　オリンピックミュージアム活用

（市町村 2017-05-19付）

　札幌市スポーツ局は、札幌オリンピックミュージアムを活用した取組を検討する委員会を今月下旬から六月上旬に設置する予定としている。札幌市教委のオリンピック・パラリンピック教育推進事業の一環として実施するもの。児童生徒が五輪への理解を深めるとともに、「ふるさと札幌」を愛する心を育成するため、各学校が取り組みやすい施設利用の在り方等を話し合っていく。

　市教委の同事業は、冬季五輪大会を開催した札幌市の歴史と伝統を踏まえた学習を通して、児童生徒の五輪への理解を深めるとともに、「ふるさと札幌」を愛する心の育成を目指すもの。

　これまで、①学校にオリンピアン・パラリンピアンを招いて行う学習②札幌ウィンタースポーツミュージアムを活用した学習③冬季スポーツ施設を活用した学習―の三点について研究を進めてきた。

　②について、ことし二月に札幌ウィンタースポーツミュージアムが札幌オリンピックミュージアムとしてリニューアルオープンしたことから、オリンピックミュージアムを活用した学習を実施することとした。

　実施に当たっては、同ミュージアムを活用した取組について協議する検討委員会を今月下旬から六月上旬にも設置する。オリンピック・パラリンピックに出場した選手やスポーツに関する専門家を委員とし、三回程度会議を実施。児童生徒が五輪への理解を深めるとともに、「ふるさと札幌」を愛する心を育成するために各学校が取り組みやすい施設利用の在り方等を話し合っていく。

　なお、話し合った内容をもとに、二学期から本格的に事業を実施していくこととしている。

(市町村 2017-05-19付)