事業の留意点など確認　学生ボランティア事業連絡協議会―札幌市教委

（市町村 2017-05-23付）

関係者約７０人が参加した

　札幌市教委は十七日、市内のわくわくホリデーホールで、二十九年度学生ボランティア事業連絡協議会を開催した。関係者約七十人が参加。事業の留意点等について説明した。

　同事業は、有志の大学生を市内小・中学校に派遣。五月下旬から来年二月まで、学生が少人数授業や総合的な学習の時間指導、水泳やスキー学習などの補助に当たる。

　本年度は札幌学院大学や東海大学札幌キャンパスなど、十三大学・一短期大学部と連携している。

　派遣校と人数については、二十七年度は小・中学校七十校と教育支援センター一ヵ所に百五十三人を、二十八年度は小・中学校七十四校と教育支援センター二ヵ所に百七十一人を派遣した。二十九年度は小・中学校八十校に百六十六人を派遣する。

　冒頭、廣川雅之教育課程担当課長があいさつ。札幌市の各学校では、学ぶ意欲の向上など、札幌市教育の重点に関する様々な取組を進めていることにふれ、「同事業で学生を派遣することは、各校の取組を充実させる上で有益な効果をもたらすのではないか」と期待した。

　また、派遣された学校の感想などを紹介したほか、「（児童生徒に対し）より一層効果的な支援を行うためには、学生との事前の打ち合わせや、活動に対する評価が重要」と強調した。

　続いて、皆川慎太郎企画担当係長が事業の留意点について、「学生の立場に立った配慮」「受け入れる校内体制の整備」「子どもへのかかわり方や服装、マナーの指導や守秘義務の徹底」の三点を説明した。

　このあと、各大学担当者が学生ボランティアの位置付けや事前指導等を説明した。

(市町村 2017-05-23付)