教職員の28年度休務・休職状況―札幌市教委 休務者、休職者が減少 精神疾患の割合は変わらず(市町村 2017-06-02付)
札幌市教委は、二十八年度の市立学校教職員の休務・休職状況をまとめた。三十日以上の休務者は二十七年度比三十六人減の百七十五人となり、過去十年間で最も少ない人数となった。休職者は十八人減の八十六人で、二番目に少ない人数だった。休務・休職者の精神疾患割合については、それぞれ五〇・三%、六六・三%で、前年度から大きな変動はなかった。
三十日以上の休務者の総数に対する精神疾患者の推移をみると、二十四年度は百十四人、二十五年度は百二十五人と増加傾向だったが、二十六年度は百六人、二十七年度は百一人、二十八年度は八十八人と減少してきている。
休職者総数に占める精神疾患者は二十二年度の百一人から、二十三年度八十一人、二十四年度七十六人、二十五年度七十四人と減少傾向。二十六年度は七十七人と若干増加したものの、二十七年度は六十八人、二十八年度は五十七人と減少してきている。
市教委では、教職員相談室の周知徹底や、職場復帰訓練などを実施していることが、「休務者や休職者の減少の要因の一つではないか」と分析している。
(市町村 2017-06-02付)
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