東神楽町が総合教育会議 学校経営方針を共有 小中5校の校長が説明
(市町村 2017-05-30付)

東神楽町教委総合教育会議
校長、教頭なども出席し、意見を交換した

 【旭川発】東神楽町は五月上旬、町役場で本年度第一回総合教育会議を開催した。山本進町長、水野和男教育長、町内の小・中学校長、教頭など二十一人が出席。本年度から新たに各小・中学校の校長が経営方針の説明を行い、共通理解を図るとともに、町の教育のさらなる発展・充実を目指し意見交換を行った。

 東聖小学校、東神楽小学校、忠栄小学校、志比内小学校、東神楽中学校の五校が参加。

 冒頭、山本町長があいさつ。「子どもたちのためにどのような教育をしてくのか考え方の方向性は一緒。その具体化を図るため、協働認識、共通理解を図らなければならない」と強調し、この研修会を大きな糧として、今後の教育活動に取り組むよう呼びかけた。

 続いて、水野教育長が二十九年度の学校教育、社会教育、子育てなどの具体的な取組について説明した。本年度、主要テーマを「質の高い東神楽スタイルの教育実践」と設定。その上で、職員などにPDCAやKPIの設定、優先事項を意識した学校運営や教育活動の実践を行うよう説明した。

 このあと、各小・中学校の校長が自校の経営方針を紹介した。

 東聖小の加藤孝校長は、学校教育目標を「学ぶ喜びにあふれ、夢と力との思いやりある子どもの育成」と設定し、子ども一人ひとりに「生きる力」を育成するよう取り組むことを説明。その上で、コミュニケーションとチームワーク、説明責任を重視した信頼される学校づくりや、教員が「教えるプロ」として自覚し、指導力の向上を図る研修・研究の充実を図っていくことなどを述べた。

 東神楽中の髙木司校長は、本年度の重点目標を「ビジョンを共有し、当たらす学校づくりを目指す~二年次」と設定し、「楽しい学校をつくる」「信頼される学校をつくる」「働きがいのある学校をつくる」を基本姿勢として上げた。カリキュラムマネジメントの研究を推進するほか、道徳教育の充実を目指した教育課程の編成・実施、二十八年度からスタートしているコミュニティ・スクールの実働化などを継続して行うことなどを説明などを説明した。

(市町村 2017-05-30付)

その他の記事( 市町村)

教職員の28年度休務・休職状況―札幌市教委 休務者、休職者が減少 精神疾患の割合は変わらず

教職員の休職状況  札幌市教委は、二十八年度の市立学校教職員の休務・休職状況をまとめた。三十日以上の休務者は二十七年度比三十六人減の百七十五人となり、過去十年間で最も少ない人数となった。休職者は十八人減の八十...

(2017-06-02)  全て読む

28年度教職員相談室利用状況―札幌市教委 前年度比81件増の161件 Eメール対応で件数増加

市教職員相談室の利用状況  札幌市教委の二十八年度教職員相談室利用状況がまとまった。相談件数は前年度比八十一件増の百六十一件。仕事での相談が八十一件で、件数全体の五〇・三%となった。相談人数(延べ人数)は百二十四人で...

(2017-06-01)  全て読む

28年度札幌市優良PTA表彰―17校1園の取組

 札幌市PTA協議会(土田修会長)の二十九年度定期総会(三十日付8面既報)で、二十八年度優良PTA表彰が行われた。十七校一園のPTAが受賞。児童生徒の安全確保など、教育活動の充実に大きな役割...

(2017-05-31)  全て読む

〝明日を創る〟子育む 29年度の学校教育指導の重点―帯広市教委

帯広市学校教育指導の重点  【帯広発】帯広市教委は、二十九年度における学校教育指導の重点をまとめた。帯広市教育基本計画の理念「ふるさとの風土に学び 人がきらめき 人がつながる おびひろの教育」を掲げ、目指す学校教育の...

(2017-05-31)  全て読む

6月からスポーツ教室開催 本年度新規事業、障がい児ら対象―網走市教委

 【網走発】網走市教委は本年度の新規事業として、障がいのある市民を対象とした「障がい児・者スポーツ教室」を六月から開催する。網走市総合体育館を会場に月一回、卓球などの軽スポーツ教室を実施。障...

(2017-05-30)  全て読む

石狩市教委が非常事態宣言発令 事故から子ども守る 相次ぐ交通事故被害受け

非常事態宣言  石狩市教委は、市内で児童生徒が被害に遭う交通事故が多発している状況を受け、「児童生徒交通事故多発非常事態宣言」を発令した。二十三日から一ヵ月間を集中取組期間とし、各学校での交通安全指導の実...

(2017-05-29)  全て読む

札幌市教委 研究開発事業「国際理解に関する教育」 八軒西小など3校指定 異文化理解、外国語教育など追究 

 札幌市教委は、研究開発事業「国際理解に関する教育」について二十九年度研究推進校を決定した。八軒西小学校、星置中学校、藻岩高校の三校を指定。和装に関する授業など、日本をはじめ異文化理解にかか...

(2017-05-29)  全て読む

札幌市教委 さっぽろ学校給食フードリサイクル連絡会議 食育、環境教育の充実へ 秋に堆肥活用校交流会を開催

給食フードリサイクル連絡会議  札幌市教委は二十二日、市教委会議室で二十九年度第一回「さっぽろ学校給食フードリサイクル」連絡会議を開いた。十月から十一月の期間中にフードリサイクル堆肥活用校交流会を開催する予定などを盛り込...

(2017-05-26)  全て読む

芦別市の教育行政執行方針―福島教育長説明 学習意欲高める指導を 芦別高の間口維持対策継続

芦別市教育長福島修史  【岩見沢発】芦別市教委の福島修史教育長は十五日、第四回市議会定例会で二十九年度教育行政執行方針を説明した。「わかる・できる・楽しい授業づくり」を推進し、児童生徒の学習意欲を高める指導方法に...

(2017-05-25)  全て読む

授業力向上プロジェクトチーム 新たに外国語チーム組織 英語教科化へ授業プラン検討

 【旭川発】旭川市教委は、授業力向上プロジェクトチームの一つとして、六月に「外国語チーム」を立ち上げる。新学習指導要領の全面実施に向けて、小学校五・六年生の英語の教科化や、小学校三・四年生の...

(2017-05-25)  全て読む