札幌市教委 研究開発事業「国際理解に関する教育」 八軒西小など3校指定 異文化理解、外国語教育など追究 
(市町村 2017-05-29付)

 札幌市教委は、研究開発事業「国際理解に関する教育」について二十九年度研究推進校を決定した。八軒西小学校、星置中学校、藻岩高校の三校を指定。和装に関する授業など、日本をはじめ異文化理解にかかわる取組や外国語教育の充実について研究を進めていく。

 「札幌市アクションプラン」では、二十六年度から三十年度までに取り組む具体的な施策として「国際性を育む学びの充実」が位置付けられている。

 市教委では児童生徒が日本の伝統や文化を理解し大切にすること、国際社会で信頼と尊敬を得るにふさわしい資質を育むことを目的に実践研究を実施。日本の文化にふれる学習活動や外国人と交流する学習活動等について研究し、その成果を普及・啓発していく。

 研究推進校は八軒西小と星置中、藻岩高の三校。小中高と発達の段階に応じて、日本の文化をはじめ異文化理解にかかわる取組や外国語教育の充実について研究を進めていく。前年度までは海外の文化に関する授業が多かったことから、星置中では日本文化の和装を扱う授業等を行う予定となっている。

 また、研究推進校の実務担当者などで構成される研究推進会議を実施し、校種間の取組の成果や課題について交流。その内容について市教委のホームページに掲載するなど普及・啓発を図っていく。

(市町村 2017-05-29付)

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