第２期計画策定へ議論　道スポーツ推進審議会

（道・道教委 2017-06-05付）

計画策定に向けて意見を交換した

　二十九年度第一回道スポーツ推進審議会が一日、札幌市内のかでる２・７で開かれた。第二期道スポーツ推進計画の策定に向けて意見を交換したほか、文部科学大臣表彰候補者の選定について審議した。

　道スポーツ推進審議会（宇佐美暢子会長）は、条例に基づき、知事の附属機関として設置。スポーツの推進に関する重要事項を調査、審議する。

　冒頭で、道環境生活部の甲谷恵文化・スポーツ局長があいさつ。二〇二〇年の東京五輪などを踏まえ、「北海道中にスポーツをフォローする風が強く吹いている。今までにない大きなチャンスを確実にとらえ、北海道全体のスポーツ振興に取り組んでいきたい」と述べた。

　議事に入り、事務局が国の第二期スポーツ基本計画の概要を説明。第二期道スポーツ推進計画策定の今後のスケジュールとして、本年度中に素案を作成し、三十年四月の完成を目指すことを確認した。

　計画策定に向けて、委員からは、「入り口となる幼稚園から、スポーツ教育の機会を拡大すべき」「障がい者スポーツと医療機関の連携、スポーツコミッションの位置付けも今後重要になる。具体性のある形で盛り込む必要がある」「スポーツツーリズムなど、北海道らしさを発揮するためにも、観光業界との連携が必要」などの意見が挙がった。

　また、道教委からは、本年度新規事業「子どもの体力向上ボトムアップ事業」の取組を報告。学校・家庭・地域・行政が一体となり、子どもの運動習慣の定着、体力向上に取り組む環境づくりを推進することを説明した。

　このほか、二十九年度文部科学大臣表彰候補者の選定に関して審議した。

(道・道教委 2017-06-05付)