就職指導の改善に関する研究 新たに上磯高と清里高 実践研究校6校指定―道教委(道・道教委 2017-06-06付)
道教委は、二十九年度就職指導の改善に関する研究の実践研究校を決定した。月形高校、七飯高校、美瑛高校、白糠高校の前年度実践研究校四校に加え、上磯高校、清里高校の二校を新たに追加。効果的な求人開拓の在り方等に関する調査研究を行い、高校の就職指導の改善を図っていく。新たに実践研究校となる清里高では、特別な支援を必要とする生徒の就労に向けた企業訪問、新規事業所開拓等を行う。上磯高では、安易な離職を防ぐための職業マッチングを目指す就職指導体制の構築などを進める。
高校における就職指導の改善・充実を図るため、就職支援教員を配置し、効果的な求人開拓の在り方等に関する実践的な調査研究を行い、高校の就職指導の改善に資することが目的。
実践研究校では、①公共職業安定所や、各教育局の進路相談員(新規学卒者就職対策推進事業)と連携した、効果的な企業等への求人開拓の在り方②就職状況の変化に対応した、効果的な就職相談の在り方③実践研究校と研究協力校との連携・協力の在り方―を研究課題に調査研究を行う。
各実践研究校に配置される就職支援教員は、「生徒の就職希望の把握とそれを踏まえた求人開拓」「公共職業安定所からの求人情報の収集」「進路だよりや講演会等を通じた生徒への就職情報の提供」「生徒に対する就職相談」を行い、就職指導の改善・充実を図る。
また、実践研究校が研究協力校を選定。各研究協力校に対して、「公共職業安定所からの求人情報の収集」「就職情報の提供」「進路講演会での講演等、就職指導に対する支援」を行う。
本年度の実践研究校は、月形高、上磯高、七飯高、美瑛高、清里高、白糠高の六校。
本年度から新たに実践研究校となる清里高では、進路相談員や公共職業安定所の障がい者職業紹介就職促進指導官との協力による定期的な面談、職業適性テストを実施。また、地域の商工会と連携した新規事業開拓に向けた連携会議の開催、特別な支援を必要とする生徒の就労に向けた企業訪問と新規事業所開拓などを行う。
上磯高では、公共職業安定所等による就職支援事業を活用した勤労観・職業観の育成、進路指導の組織的な校内体制の確立、進路相談員やジョブサポーターと連携したきめ細やかな個別面談指導、安易な離職を防ぐための職業マッチングを目指す就職指導体制の構築等を進める。
本年度の実践研究校および協力校はつぎのとおり。
▽月形高=美唄尚栄高、南幌高
▽上磯高=大野農業高、松前高
▽七飯高=森高、八雲高
▽美瑛高=東川高、上富良野高
▽清里高=網走養護、斜里高、東藻琴高
▽白糠高=阿寒高、標茶高
(道・道教委 2017-06-06付)
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