鵡川高の新科目｢むかわ学｣　地域を学びのキャンパスに　外部講師がまちの自然、歴史を講義

（学校 2017-06-23付）

外部講師の話に熱心に耳を傾けた

　【室蘭発】鵡川高校（唐川智幸校長）は十九日、同校に講師を招き｢むかわ学｣の講義を実施した。一年生四十九人が受講。講話を通じて、むかわ町の自然環境や歴史について学んだ。

　むかわ学は、本年度から導入した科目。地域全体を学びのキャンパスとしてとらえ、地域の教育資源等を活用して探究的な学習を実施し、課題発見・解決能力を身に付けさせるとともに、グローバル化する社会において、地域社会に貢献する意識をもたせることを目的としている。

　講義は、二時間に分けて実施した。一時間目は、ネイチャー研究会inむかわの小山内恵子氏が｢むかわの自然環境について｣と題し講話。むかわの干潟や野鳥について説明した。

　二時間目は、むかわ町穂別博物館の櫻井和彦氏がむかわ町の歴史を説明。むかわ町で発見された｢むかわ竜｣や恐竜の化石などについて解説した。

　七月には今回学んだ知識をもとに、人工干潟（鵡川地区）の巡検や穂別博物館での調べ学習・化石発掘体験を行う。

　唐川校長は｢まちを知るだけではなく、地域の課題を自らみつけ、解決する力を身に付けてほしい｣と期待していた。

(学校 2017-06-23付)