帯広農業高で建設産業説明会　将来の進路、考える機会に　「道路ができるまで」を学ぶ

（学校 2017-06-21付）

１年生約４０人が参加し、建設業への理解を深めた

　【帯広発】帯広農業高校（二木浩志校長）は十四日、同校で建設産業の仕事・役割説明会を開いた。開発局帯広開発建設部、十勝総合振興局帯広建設管理部、帯広建設業協会、十勝測量設計協会などで構成する「十勝建設産業の未来を考える会」が主催したもので、一年生約四十人が参加。同会の各担当者が「道路ができるまで」をテーマに、実際の業務内容等を説明した。生徒たちは積極的に質問するなど、将来の進路選択に生かそうと熱心に担当者の話に耳を傾けた。

　同会では、建設業界と公共工事発注機関のほか、教育機関の学校が一体となって、建設産業の担い手確保に向けた取組を進めている。

　この日は、一年生約四十人が参加。説明に先立ち、二木校長が「きょうの話を聞いて建設業に対する理解を深め、進路について考える機会にしてほしい」とあいさつした。

　引き続き、施工業者、建設コンサルタント、発注者の担当者が、①計画を立てる②土地を調べる③設計図をつくる④工事内容を説明する⑤土地を買う⑥道路をつくる⑦道路を守る―の流れで、それぞれ説明を行った。

　各担当者は「道路ができるまで」をテーマにそれぞれの業務内容等をスクリーンを用いて紹介。生徒たちは「建設会社に入りたいが、どういう資格が必要か」「現場で働く女性の割合はどれくらいか」「仕事の魅力は何か」などと積極的に質問した。

　同会の担当者は「産休などもきちん取れるし、心配することなく働くことできる環境が整っている」「地図に残る仕事で、自分の子どもに自慢できる」などと答え、生徒たちに建設産業の魅力を伝えた。

　参加した生徒は「建設業に対する理解が深まったし、今後の進路について考える機会になった」と話していた。

(学校 2017-06-21付)