北見工業高が工事現場見学　建設業への理解深める　災害復旧、港湾整備など

（学校 2017-06-27付）

測量船に乗船し海上から工事現場を見学した

　【網走発】北見工業高校（飯田耕一郎校長）は二十一日、開発局網走開発建設部と網走建設業協会の協力を得て、建設科二年生を対象にした工事現場見学会を開催した。生徒たちは、災害復旧や港湾整備などの工事現場を見学したり講話を聞いたりして、建設業に対する理解と興味を一層深めていた。

　この取組は、七年前から毎年この時期に同部と同協会の協力を得て実施している。建設科二年生が対象で、今回は生徒四十人が参加した。

　見学場所は「常呂川災害復旧関連緊急工事（福山左岸掘削工事）」「網走港南防波堤建設工事」「北見市留辺蘂小学校改築工事」の三ヵ所。このうち、網走港南防波堤建設工事現場の見学では、監督測量船「はまなす号」に乗船し、海上から工事の様子を見て回った。

　このほか、オホーツク二建会による講話も行われ、副会長の窪田憲俊氏（窪田建設㈱副社長）が、建設業の状況とやりがいについて説明した。「仕事がなくなることはない。給与も決して低くなく、長く続けることができる」と建設業をＰＲ。

　また、建設現場で働く女性社員の活躍ぶりを紹介する映像資料「これが私の生きるみち」を視聴。生徒たちは、女性が働きやすいように工事現場などで様々な改善・充実が進んでいることや、先輩社員による丁寧な指導が行われていることなどを知り、建設業についての理解と興味を一層深めていた。

(学校 2017-06-27付)