鹿追町幼小中高一貫教育推進会議 水質題材に思考力養成 公開授業―鹿追高・新地球学
(市町村 2017-07-13付)

鹿追高「新地球学」
2年特別進学コースでは、物質循環と水質調査について学習し、グループごとによりよい調査地点を考えた

 鹿追町の幼小中高一貫教育推進会議(六月下旬)で実施した公開授業のうち、鹿追高校二年特別進学コースの新地球学「水質調査」では、梶田頼子教諭が指導に当たった。生徒たちは生態系における物質循環と水質調査について学習。グループごとに既習の窒素循環の流れを活用しながら、より良い調査地点を考え合った。

 「新地球学」では、これまでの研究を通して、作成した教科書を使用し、指導方法の改善・充実を図りながら継続して実践研究に取り組み、より汎用性の高い教育環境プログラムの構築に向け、一層の環境リテラシー向上に努めることを目指している。

 この日、梶田教諭が指導した二年特別進学コース(生徒数一七人)の「水質調査」は全五時間扱いの二時間目。前時には、生態系における物質の循環や水質調査の調査項目について学習してきた。

 本時では、生態系における物質循環と、水質の調査項目の対応性を理解することを目標に定め、生活排水、農業肥料等の人間活動と、窒素化合物の濃度とのつながり、かかわりのシステムを理解し、それらを多面的、総合的に考える力を養うことを重点に掲げた。

 梶田教諭ははじめに、前時で学習した水質調査の調査項目について確認したあと、課題「〝窒素循環〟をもとに、各イオンの濃度から何が分かるか考えよう」を提示。生徒たちはグループごとに交流し、既習の窒素循環の流れを活用しながら、窒素を含むイオンの濃度と汚染源からの距離に関係性があることを導き出した。

 つぎに梶田教諭は、十勝管内の地図を示し「水質調査をするのに適切な地点はどこか」と発問。生徒たちは、生活排水や農業肥料と窒素化合物の濃度のかかわりを総合的に判断し、より適切な調査地点を考え合った。

 最後に梶田教諭は、今後、話し合ったそれぞれのグループの意見を踏まえ、水質調査をする地点を決めて実際に調査していくことを伝えた。

(市町村 2017-07-13付)

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