上士幌町教委が服務等に関する研修会　信頼される学校づくりを

（市町村 2017-07-14付）

不祥事の未然防止や服務規律の保持に努めることをあらためて確認した

　【帯広発】上士幌町教委は四日、町生涯学習センターで学校などの教職員を対象に服務等に関する研修会を開催した。町内の小・中学校、高校、認定こども園、発達支援センター、学童保育所などから三十五人が参加。服務に関する説明や実践発表などを通して、様々な事案を自分事としてとらえ、不祥事の未然防止や服務規律の保持に努めることを確認した。

　冒頭、小堀雄二教育長があいさつ。「服務規律には、意識改革だけではなく行動の変革・改革が必要」と強調し「様々な出来事を自分事としてとらえて日々の業務に当たってほしい」と求めた。

　引き続き、十勝教育局企画総務課の喜井勇人教職員係長が「服務、職務上の義務、信用失墜」について説明。道内懲戒処分事例の紹介や交通事故・個人情報の紛失等にかかわるグループワークなどを通して、不祥事の未然防止や服務規律の保持に努めるよう呼びかけた。

　このあと、上士幌町立上士幌中学校の関根秀実校長が「不祥事を起こさないためにできる学校内での取組」と題して実践発表。自身の体験談を交え、周囲からの信頼を失わないためのポイントを説明し「個人だけではなく、全員の気持ちを一つにして信頼される学校づくりを目指すことが大切」と話した。

　参加者からは「倫理・服務規律について再確認することができた。今後は子どもたちや地域住民の信頼を深めていきたい」「最近、公務員や教職員の様々なニュースが多く、他人事ではないという気持ちをもっていたが、研修を通して再度確認することができた。公務員という立場を常に意識しながら行動したい」などの感想が寄せられた。

(市町村 2017-07-14付)