校長会３団体が連絡研究協議会　課題解決へ連携強化　実践発表で特色ある取組共有―釧根地区

（関係団体 2017-07-20付）

管内の中・高・特別支援学校長が教育課題について協議した

　【釧路発】釧路市中学校長会（大森伸会長）、道高校長協会釧根支部釧路ブロック（橋本達也支部長）、道特別支援学校長会根釧支部（小原雅浩支部長）は七日、釧路センチュリーキャッスルホテルで二十九年度第一回連絡研究協議会を開催した。管内中等教育の課題や学校経営上の諸問題について研究協議し、中・高・特別支援学校の連携を図った。

　釧路市立中学校のほか、道教育大学附属釧路中学校や釧路町立富原中学校、釧路町立遠矢中学校の校長を含めた中学校長十八人と管内高校長十二人、特別支援学校長二人が参加した。

　はじめに、橋本支部長（釧路湖陵高校長）があいさつに立ち「本年度から特別支援学校長にも入っていただいた。これまで入学者選抜を中心に協議をしてきたが、これからは課題を幅広くとらえ、協議をしていきたい。中高特の連携がますます重要になってくる」と協議会の重要性を強調した。

　つぎに、釧路教育局の鈴木淳局長が「管内中等教育の現状と課題の見える化」と題して講話。これからの学校教育は「つなぐ」がキーワードになるとした上で「つなぐ目的や内容、方法をしっかり押さえて教育を進めていく必要がある」と強調した。また、中学校と高校の「教育課程」をつなげること、「評価」をつなげること、「教員の指導力」をつなげることの重要性を訴えた。

　実践発表では、釧路商業高校の小笠原茂美校長が「釧商・新時代～釧路商業高校の新たな挑戦」と題し、特色ある教育活動について発表。流通経済科では地域企業と連携して「漁網タオル」を開発・販売したことや、情報処理科では「高校生ビジネスプラン・グランプリ」への参加と関係企業の担当者を招いたプレゼンテーション大会の実施、国際ビジネス科では国際交流講演会の開催と国際交流の会による出前講座の実施など、新しい取組に挑戦していることを報告した。

　このあと、参加者は大学入学者選抜改革に向けた取組について協議した。

　次回は、来年一月下旬に開催する予定。

(関係団体 2017-07-20付)