宗谷管内公立小中学校事務職員協議会　さらなる発展へ節目祝う　創立50周年記念し研修会開く

（関係団体 2017-08-01付）

角田会長をはじめとした参加者たちが５０年の歩みを振り返った

　【稚内発】宗谷管内公立小中学校事務職員協議会（角田愛孝会長）は七月十五日、稚内総合文化センターで創立五十周年記念研修会を開いた。協議会の現役・元会員ら約三十人が出席。五十年という大きな節目を全員で祝った。

　複雑化している学校事務の研究と実践を深め、事務職員の資質・能力向上を図ることが目的。また、創立五十周年の歴史を振り返り、今後の発展の一歩とすることもねらいとしている。

　開会式のあと「宗谷管内学校事務の過去・現在・未来」と題してシンポジウムを実施。シンポジストは、同会の草創期を知る元会長の砂田繁実氏と元会員の帰山好子氏、現会員の丸田愼一氏と関ゆきの氏の四人が務めた。

　元会員の二人は同会の草創期について「職務確立のための活動や、同じ現場で働く教員の事務職員に対する理解不足などの苦労があった」「子どもの教育を保障する予算要望に向けた活動を会員全体で行った」などと振り返った。

　当時の話を聞いた現会員たちは「諸先輩が経験した苦労が今も宗谷管内学校事務の礎になっていると感じた」「子どもたちのための学校事務という思いをこれからも大切にしていきたい」などと感想を述べた。

　本事業の実行委員長を務めた角田会長は「事務職員として子どもたちのためによりよい学校をつくっていこうと腐心した当時の会員たちの姿を知るよい機会となった」「今回の研修会をこれからどのように生かしていこうかと考える今の若い会員の姿を見て心強く思う」と話した。

(関係団体 2017-08-01付)