道特別支援教育振興協議会市町村職員等研 子を理解する大切さ再確認 特セン・北嶋教育課長が講義(関係団体 2017-07-31付)
症状に応じたコミュニケーション、表情の裏にある気持ちを理解する大切さを説いた
道特別支援教育振興協議会市町村職員等研修会が二十七日、札幌市内のかでる2・7で開かれた。道立特別支援教育センターの北嶋公博教育課長が「特別な教育的支援を必要とする児童生徒等への支援の在り方」と題して講義。障がいを抱える子どもを理解し、相手に応じたコミュニケーションの大切さを伝えた。
道特別支援教育振興協議会・道教委主催による同研修会は、特別な教育的支援を必要とする幼児児童生徒への指導や支援の充実に向け、各市町村職員および各市町村が配置する特別支援教育支援員の資質向上を図るもの。約五十人が参加した。
はじめに、道教委特別支援教育課の長居成好主幹があいさつ。「支援の在り方に関する基本的な事項を学び、参加者との情報交換の場として積極的に交流をしてほしい」と述べた。
続いて、道立特別支援教育センターの北嶋教育課長が「特別な教育的支援を必要とする児童生徒等への支援の在り方」をテーマに講義。自閉症、学習障がい、注意欠陥多動性障がい、知的障がいのそれぞれの特徴や子どもの事例を示し、状態を理解することが障がいを抱える子どもの理解につながることを伝えた。
また、会話以外にもメモ、図、写真の使用など、子どもが理解しやすいコミュニケーションの方法を模索し、本人に合わせて調整することの大切さを指摘。視線、まなざし、しぐさ、動作、姿勢など、相手を理解するための手がかりを示し「言葉では表現できない相手の気持ち、表情の裏にある悩みや苦しみを理解しようとすることが大切」と語った。
このほか、効果的なほめ方やメモや写真を使った伝え方、学級担任との効果的な連携を図る「支援打ち合わせシート」「個別の支援シート」の活用事例を挙げた。
講義後、事務担当者部会、特別支援教育支援員部会に分かれてグループ協議および意見交換を実施。事務担当部会では、保護者との合意形成を図る相談の在り方、特別支援教育支援員部会では障がいをもつ児童生徒一人ひとりの支援の在り方をテーマに意見を交わした。
(関係団体 2017-07-31付)
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