建設業の魅力を体感　親子土木施設見学ツアー―札幌市建設局

（市町村 2017-08-08付）

児童は普段見ることができない工事の雰囲気を味わっていた

　札幌市建設局土木部は、七月二十八・二十九日の二日間、市内の小学生とその保護者約八十人を招いて「夏休み親子土木施設見学ツアー２０１７」を開いた。現在建設中のさっぽろ創世スクエアや場内整備工事を進めている平岸配水池などを見学。参加した児童は普段見ることができない光景を楽しんでいた。

　同ツアーは建設業の意義や魅力を伝えるＰＲ事業として市が二十七年度から実施しているもの。夏休みの小学生とその保護者を対象に、市内の土木・建設の工事現場や土木施設をバスで巡回する。

　今回、二日間日程で実施。このうち、二十八日は小学生とその保護者合わせて四十一人が参加し、さっぽろ創世スクエア、エルムトンネル換気所、平岸配水池を回った。

　一行が最初に訪れたのは、北一条西一丁目に建設中のさっぽろ創世スクエア。二十八階建ての高層棟と十二階建ての低層棟など、延べ床面積約十三万一千平方㍍の複合施設となる。大成建設・岩田地崎建設・伊藤組土建・岩倉建設・丸彦渡辺建設共同企業体が建設主体となって施工し、三十年三月の完成予定の工期で工事を進めている。

　児童はエレベーターで高層棟二十一階まで上がり、現場担当者から工事概要の説明を受けた。また、写真を撮影したほか、工事用のクレーンを見下ろし、普段見ることができない景色を楽しんだ。

　参加した児童は「思っていたよりスケールが大きく驚いた。完成が楽しみ」「建設業は大切な仕事だと感じた」などと感想を述べていた。

(市町村 2017-08-08付)