２９年度「おとどけアート事業」　札幌市内　拓北小など４校で実施　芸術家を〝転校生〟として派遣

（市町村 2017-08-14付）

　芸術家を札幌市内の小学校に〝転校生〟として一定期間派遣し、作品をつくる「おとどけアート事業」の本年度実施校が決定した。拓北小、有明小、山の手小、澄川南小の四校を芸術家が訪問。芸術家が空き教室にアトリエをつくって交流するなど、児童が芸術にたくさんふれる機会を生み出す。

　同事業は、芸術家を小学校に転校生として派遣。子どもたちにとってより身近な存在となり、芸術家が展開する活動を通して、普段の学校生活では味わうことのない刺激的な時間と空間を提供するもの。

　主催はＡＩＳプランニングが事務局を務めるおとどけアート実行委員会。

　本年度は四校で事業を実施。それぞれの学校に美術家や映像・造形作家などが転校生として訪れる。転校生は、学校の空き教室にアトリエをつくり、各地でみつけたものなどをもとに創作活動に取り組む。また、児童と中休みや昼休みなどに交流するほか、教諭や保護者、地域住民も集まれるような活動を展開していく。

　本年度事業実施校と芸術家の訪問期間はつぎのとおり。

▽拓北小＝梶高慎輔氏、梶高果代氏（十月二十三日～十一月十日）

▽有明小＝東海林靖志氏（十一月九～二十四日）

▽山の手小＝川上りえ氏（十一月十七日～十二月十四日）

▽澄川南小＝芸術家は十二月ころに決定する予定（三十年二月実施予定）

(市町村 2017-08-14付)