上川管内小・中学校長教育研究大会　未来を切り拓く子育成へ　経営上の課題解決に向け研鑚

（関係団体 2017-08-16付）

校長のリーダーシップの重要性を再認識した

　【旭川発】上川管内公立小・中学校長教育研究大会が二日、旭川市大雪クリスタルホールで開かれた。基本主題「社会を生き抜く力を身に付け未来を切り拓く児童生徒を育てる学校教育の創造」のもと、管内の公立小・中学校における学校経営上の今日的諸課題について研修を深めるとともに、管内教育の向上を目指し研鑚を積んだ。

　大会は、旭川市小学校長会（福家尚会長）、旭川市中学校長会（岩田俊二会長）、上川管内校長会（澤井陽一会長）が主催。管内校長会が主管。

　研究大会は、第十次三年計画の二年次目として、基本主題のもと、研究主題に「創意と活力に満ちた学校経営の推進」「しなやかな知性と豊かな人間性を育む教育課程の創造」と掲げて研究を進めている。

　開会式では、管内校長会の澤井会長があいさつ。様々な教育課題に対応するため「校長のリーダーシップが極めて重要」と強調。また、教職員の長時間勤務にふれ「管理職の意識改革が最も重要」と呼びかけた。

　その上で「校長は子どもの未来に責任をもって、学校教育の推進を図らなければならない」と指摘。大会を通して「校長の職能向上を図るとともに、喫緊の課題への対応について理解を深めてほしい」と求めた。

　続いて、上川教育局の中島康則局長、上川管内教育委員会連合会の石田政充会長、旭川市教委の赤岡昌弘教育長があいさつ。

　中島局長は、学校経営方針や教育目標などを各家庭や地域に分かりやすく示し、校内体制を見直すなど「経営者としての手腕を発揮してほしい」と要請した。

　石田会長は、様々な今日的な教育課題に対応するため「情報を活用して学校経営を進めてほしい」と呼びかけた。

　赤岡教育長は「大きな変革に対応するため、基本主題に沿って、学校経営について研究を深めてほしい」と述べた。

　このあと、中島局長が「教育の今日的課題について」をテーマに講演。地方創生の実現に向けて、現場におけるチーム学校としての在り方などについて解説した。

　講演後、同所と市神楽公民館を会場に小学校四分科会、中学校二分科会を実施。研究主題のもと、提言発表や研究協議を行い、資質の向上に努めた。

(関係団体 2017-08-16付)