道特別支援学校長会が提言　各種ネットワーク強化を　調査研究成果もとに道教委へ

（関係団体 2017-08-16付）

　道特別支援学校長会（宮崎真彰会長）は、道教委に対して『三十年度道文教施策に関する提言書』を提出した。①本道におけるインクルーシブ教育システムの推進に向けた特別支援学校のセンター的機能の在り方②本道における共生社会の実現に向けた交流および共同学習の在り方―について提言した。①では「小・中学校、高校、市町村教育委員会との連携および各種ネットワークの強化」など四点、②では「現状の再評価と〝交流および共同学習〟の充実に向けた工夫」など四点を挙げた。

　同校長会は、調査研究事業の成果をもとに提言を取りまとめ、毎年度、道教委に提出している。

　三十年度文教施策に関しては、大きく二点について提言した。

　提言１「本道におけるインクルーシブ教育システムの推進に向けた特別支援学校のセンター的機能の在り方に関する提言」は、調査研究「インクルーシブ教育システムの推進に向けたセンター的機能の在り方について」の成果をもとに取りまとめた。

　本道におけるインクルーシブ教育システムを推進するために「小・中学校、高校、市町村教育委員会との連携および各種ネットワークの強化」「小・中学校、高校に対する支援の強化」「今後の特別支援学校におけるセンター的機能発揮の方向性の明確化」「特別支援学校におけるコーディネーターの資質向上」の四点を提言した。

　提言２「本道における共生社会の実現に向けた交流および共同学習の在り方に関する提言」は、調査研究「共生社会の実現に向けた、交流および共同学習の在り方について」の成果が基礎となっている。

　本道において、共生社会の実現を推進するために「現状の再評価と〝交流および共同学習〟の充実に向けた工夫」「各障がい種別の特性を生かした交流内容の積極的な推進」「〝交流および共同学習〟の充実に向けた教育施策上の位置付けの強化」「障がいに対する理解の促進を図るコミュニティづくり」の四点を提言した。

(関係団体 2017-08-16付)