石狩管内小中学校教頭会が夏季研 学校文化の深化進める 講演、講義、演習で職能向上(関係団体 2017-08-16付)
川端主幹が新学習指導要領の考え方などについて講演した
石狩管内小中学校教頭会(布施裕会長)は七日、江別市民会館で夏季研修会を開いた。百三人が参加。テーマ「一歩~自ら進歩し、教育課題の解決と学校文化の深化をすすめよう」のもと、講演や講義・演習などを実施。教頭としての職能向上に向け研鑚を積んだ。
教頭としての職能の向上を目指すため、学校の管理運営と職務の在り方について理解を深めるとともに、教育の今日的課題について認識し、学校運営および教育指導に必要な教育理念や原理について理解を深めることが目的。
開会式では、布施会長があいさつ。新学習指導要領の実施に向けた動きを説明し、教頭会として「管内がバラバラにならないよう、しっかりと学習を積みながら、市町村の教育に合わせた形で各学校の取組を組織していかなければならない」と強調。「きょうの研修の中から、一つでも二つでも知識を身に付け、各学校現場の取組に生かしてほしい」と呼びかけた。
また、来賓として石狩教育局の村上由佳次長、管内教育長会の月田健二幹事長、管内小中学校長会の西木祭会長があいさつした。
続いて、道教委学校教育局義務教育課の川端香代子主幹が「すべての教職員が新しい学習指導要領の考え方を理解するために~中央教育審議会における議論から改訂そして実施へ」と題して講演。今回の改訂の経緯について紹介したあと、新学習指導要領のポイントとなる「社会に開かれた教育課程」について説明した。特に、社会教育との連携などに関しては、自校の教育課程にどのように位置付けているのか、教育目標とどのようにかかわっているのかを理解した上で行う必要性を示した。
それらを踏まえ、新学習指導要領では「何を学ぶか」「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」が求められていることを説明。「ただ指導するだけではなく、〝何を学ぶか〟から〝何ができるようになるか〟まで高める必要がある」と説いた。
そのほか、主体的・対話的で深い学び、カリキュラム・マネジメント、移行期間中の教育課程などについて解説した。
このあと、二~四日に行われた全国公立学校教頭会埼玉大会の参加報告のほか、道情報大学経営情報学部システム情報学科の棚橋二朗准教授を講師に「新学習指導要領におけるプログラミング教育」と題した講義・演習を行った。
(関係団体 2017-08-16付)
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