旭川市小・中学校長会が法制研修会　経営の充実に向け研鑚　教育政策などへの理解深める

（関係団体 2017-08-16付）

８３人が参加し、新学習指導要領への対応などについて確認した

　【旭川発】旭川市小学校長会（福家尚会長）と旭川市中学校長会（岩田俊二会長）は三日、旭川市神楽公民館で旭川市小・中学校長法制研修会を開いた。八十三人が参加。国や道、旭川市の教育政策などについて研修を行い、学校経営の充実に向けて理解を深めた。

　当日、開会式では旭川市小学校長会の福家会長があいさつ。学校経営上の課題が山積している現状や、新学習指導要領への対応についてふれ「国や道の実態を踏まえて、各学校で具現化を図らなければならない」と強調。「より多くの情報を得て、学校経営の改善の一助とするよう有意義な研修会にしてほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、旭川市教委の赤岡昌弘教育長が、新学習指導要領への対応に関し、市教委において様々な研修を企画していることを説明した。中でも、本年度から授業力向上研修会や、小学校教員英語研修会を開いていることを紹介。「旭川市の教育政策にも理解を深め、さらなる学校経営の充実をお願いしたい」と求めた。

　研修に移り、上川教育局の佐藤潤一教育支援課長が管内人事異動要項について報告したほか、時間外勤務の縮減、新学習指導要領改訂にかかる直近の動向などについて説明した。

　つぎに、旭川市教委の野﨑幸宏学校教育部長が、旭川版小中連携・一貫教育の在り方と、今後の展望やコミュニティ・スクールの考え方について説明した。本年六月に『旭川市小中連携・一貫教育推進プラン』を策定したことを紹介。コミュニティ・スクールの導入について、本年度は、先進的に取り組んでいる他都市の実践例を参考にしながら、調査研究を図ることを説明した。また、次年度以降はモデル実施や規定の整備を検討していることなどを話した。

(関係団体 2017-08-16付)