釧路市教育振興会と釧路教育振興会　家庭と地域の協働が大切　合同教育講演会に２００人参加

（関係団体 2017-08-25付）

道教委の岸学校教育局指導担当局長が「教育の今日的課題」をテーマに講演した

　【釧路発】釧路市教育振興会（谷川富成会長）と釧路教育振興会（桐木茂雄会長）は十九日、釧路センチュリーキャッスルホテルで第三十七回合同教育講演会を開いた。教育関係者約二百人が参加。道教委学校教育局の岸小夜子指導担当局長が講演し、新学習指導要領の方向性や組織マネジメントの充実、家庭と地域との連携・協働の大切さを説いた。

◆道教委・岸指導担当局長が講演

　岸局長は「教育の今日的課題」をテーマに講演。成果を上げる学校のリーダーとして「ビジョンが明確」「職員のもち味を生かした役割分担」などの取組姿勢を挙げ、学校組織マネジメントを機能させる重要性を指摘。学校組織マネジメントを機能させるためには、到達目標の共有、プロセス設計、チームのネットワークづくりが必要となることを示した。

　さらに、学習指導要領の改訂の方向性にもふれ、アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善、家庭や地域社会との連携・協働の大切さを強調。道徳科の全面実施、教員の英語力・指導力向上、プログラミング教育などの道教委の取組を紹介した。

　特に、地域全体で子どもの成長を支える仕組みとして、地域学校協働活動の考え方が期待されていることを示し、全国の実践事例を紹介。「皆さんが核となってコミュニケーションを活性化していただきたい」と呼びかけた。

(関係団体 2017-08-25付)