札幌市消防局の応急手当講習 スポーツチームと協力 実施校で選手が子どもと活動―9月から開始(市町村 2017-08-25付)
札幌市消防局は、応急手当講習の実施に当たり、道内四つのプロスポーツチームと協力する新たな取組を始める。各チームの選手などが講習実施校を訪問し子どもたちと一緒に活動することで、子どもが応急手当に親しみをもち、心肺蘇生法などの知識・技能を身に付けることを目指すもの。主な対象は市内の小学校四年生から高校三年生で、九月から取組を開始する。
同局では、これまで市民を対象に応急手当講習を実施してきたが、講師を派遣する甲州に関しては本年度から、原則として小学校四年生から高校三年生までを対象とするよう変更した。次世代を担う子どもたちへの指導に注力することによって、すべての市民が応急手当を実施できる社会を目指している。
応急手当のさらなる普及啓発を目指し、北海道日本ハムファイターズ、北海道コンサドーレ札幌、レバンガ北海道、エスポラーダ北海道と協力。九月から、主に児童生徒を対象とした新たな取組を展開することとした。応急手当に関するイベントなどの発信力を高め、親しみをもってもらい、講習の参加を促すことなどを目指している。
取組の具体的な内容は、①応急手当講習テキスト『とっさの時の救急ガイド』の共同制作②講習実施校へ各チームの選手またはマスコットが訪問③九月九日の「救急の日」における応急手当普及啓発イベントの共催―となっている。
①について、講習テキストに選手からのメッセージやマスコットが掲載される予定。九月三日に実施予定の応急手当普及啓発イベントで配布することとしている。
②に関して、各チームの選手またはマスコットが、児童生徒とともに心肺蘇生法やAEDの使用手順などを学ぶほか、講習の修了証または受講証を渡すプレゼンターとして訪問することなどを想定している。本年度中に、市内の小中高の各一校に選手またはマスコットを派遣できるよう調整を進めている。
③については、九月九日の「救急の日」前後に行われる各チームの試合やイベントにおいて、選手やマスコットとともに、来場者に対してAEDを使用した心肺蘇生法の実技指導などを行うこととしている。
(市町村 2017-08-25付)
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