研究開発事業「体験的な学習の充実」　教師のかかわり方など追究　実践研究会を設置―札幌市教委

（市町村 2017-08-24付）

　札幌市教委は、本年度の研究開発事業「ボランティア活動等の体験的な学習の充実」にかかる実践研究について、札幌市立篠路西小学校の森田智也校長を委員長とする実践研究会を設置した。社会性や豊かな感性を育む教育の普及・啓発に資するもの。ボランティア活動などの体験的な学習にかかわる内容や教師のかかわり方、小・中学校の連携の在り方などについて研究を進めていく。

　実践研究は、互いに尊重し、支え合いながらともによりよく生きようとする態度、他人を思いやる心や生命を尊重する心、自然や美しいものに感動する心などを育むために、市学校教育の重点にある「豊かな心の育成」に向けて実施するもの。児童生徒の主体性や発達段階を踏まえた取組の創造・充実および小学校と中学校の接続の在り方など、実践的な研究を行い、社会性や豊かな感性を育む教育の普及・啓発を図る。

　小・中学校の校長や教諭で構成される実践研究会を設置。小・中学校におけるボランティア活動を取り入れた学習や、多様な人々とかかわる体験的な学習の在り方などに関する研究を進めていく。

　今後は、実践研究委員の学校の授業を視察。ボランティア活動などの体験的な学習にかかわる単元構成や体験内容、教師のかかわりなどの在り方について協議していく。

　また、各校の取組の交流を通してボランティア活動などの体験的な学習における小・中学校の系統性や連携の在り方についても研究を進めていく。

(市町村 2017-08-24付)