稚内養護高等部生徒が作業学習 地域の冬道を安全に 砂利詰めのボトル作製(学校 2017-10-11付)
冬道を安全に歩けるよう、次々と砂を詰めていった
【稚内発】稚内養護学校(首藤啓美子校長)高等部の生徒たちは二~五日の四日間、稚内市内の建設業者・錦産業㈱と連携し、冬季の滑り止め用の砂利をペットボトルに詰める作業学習を行った。生徒たちは、次々と砂利をペットボトルに詰め、四日間で九百二十本を作製。地域の人たちが冬道を安全に歩けるようにと、作業に汗を流した。
同校高等部では、「生徒たちが社会の中で果たす役割を自覚し、自己有用感、自己肯定感を育む」ことを目指して、地域とのかかわりをもった学習を推進。その一環として、同社に協力を要請した。
錦産業は、国道の維持除雪工事を請け負っていることもあり、地域貢献活動の一環として同校の取組を支援。作業学習に必要な砂利やペットボトルなどを提供した。両者の連携は、ことしで三年目となる。
作業学習は四日間にわたって実施。参加した生徒十三人は、地域の人たちが雪道を安全に歩けるよう、黙々と砂をペットボトルに詰めた。砂を詰め終わったペットボトルは箱に入れ、二人がかりで錦産業のトラックの荷台まで運んだ。四日間の作業で、九百二十本の砂入りペットボトルを完成させた。
今回完成した砂入りペットボトルは、国道四〇号沿いの交差点に設置される砂箱に収められる。同社の山影稔車両担当係長は「我々も人手が足りないので、大変助かる。今後も学習の場を提供して、地域に貢献していきたい」と話した。
同校の杉本富武教諭は「砂箱に置かれるペットボトルを見て、自分たちが地域の役に立っていることを実際に感じることができるのはとてもよい機会。作業を通じて地域とのつながりを感じてほしい」と語った。
(学校 2017-10-11付)
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