将来への意識を高める　旭川工業高生がインターンシップ

（学校 2017-10-11付）

建築科の生徒３人は、旭川市内の現場で作業を体験した

　【旭川発】旭川工業高校（小幡圭二校長）は、キャリア教育の一環として職場体験学習を行った。二年生約八十人が参加。建築科は九月中旬の三日間、土木科は九月下旬の一日、建設企業などで就業体験。生徒は仕事の楽しさや大変さを学び、将来に対する意識を高めた。

　建築科のインターンシップのうち、旭川市の建設企業・㈱廣野組には生徒三人が参加し、市内の秋月こども園新築の現場で研修を受けた。

　現場代理人の宮澤一彰氏から建築現場での基礎的な内容について説明を受けたほか、壁の端から端までの距離を計測し、部屋の中心を見つける芯出しなどの作業を体験した。

　将来、現場監督を志望する三人は「学校の勉強では学べないことを体験することができ、よい経験になった。今回学んだことを将来の参考にしたい」と手応えを語っていた。

　宮澤氏は「現場代理人の仕事は大変だが、職場体験で現場の雰囲気を感じ取ってもらえたら」と話していた。

　一方、同社での土木科のインターンシップでは生徒三人が参加し、美瑛町を流れる辺別川災害復旧工事、東神楽町にある旭川空港新設工事などの現場で実習。生徒は現場見学などを通し、土木工事の魅力を体感していた。

(学校 2017-10-11付)