札幌市真栄小　開校記念式典挙行　７００人が３０年の節目祝う　近隣の園児、中学生も出席

（学校 2017-10-12付）

７００人が同校のあゆみを振り返った

　札幌市立真栄小学校（浪岡昭彦校長）は六日、同校で開校三十周年記念式典を挙行した。全校児童や関係者合わせて約七百人が出席。同校の歩みを振り返ったほか、近隣の園児や中学生が出席してお祝いの会を行うなど、三十年の節目を祝った。

　同校は昭和六十二年、札幌市で百八十八番目の学校として開校。学校教育目標「豊かな人間性を身に付け、創造的で実践力・行動力のある子ども」のもと、校種間連携など様々な教育活動を展開しており、これまで三千二百人以上の卒業生を送り出している。

　式典では、浪岡校長が式辞。同校で子どもが健全に成長していることについて、歴代校長や教職員、地域住民に感謝の気持ちを述べたほか、「真栄小の伝統をつなぎ、さらによい学校とするために進んで行動する子になってほしい」と呼びかけた。

　また、地域に根ざし、信頼される学校として地域とともに歩んでいくため「三十年間の輝かしい伝統を受け継ぎ、新たな真栄小の創造に向け、全教職員が一丸となって努力する」と語った。

　来賓祝辞では、札幌市教委の佐藤伸二調整担当部長と同校ＰＴＡの荒川俊昭会長が登壇。このうち、佐藤部長は、陸上競技の桐生祥秀選手が百㍍走で九秒九八の記録を出したことにふれ「桐生選手の素晴らしい記録は、世界で戦うという目標に向かって、仲間の応援を力に努力を積み重ねたからこそ生まれたと思う。これからも桐生選手のように友達への感謝を大切に努力を続けてほしい」と呼びかけた。

　式典終了後はお祝いの会を実施。児童たちはこれまで真栄中の教諭から歌に関する指導を受けるなど練習に励んできた。

　児童が真栄小にかかわる三択クイズを行ったほか、校歌などを斉唱。また、近隣の認定こども園にじいろの園児と真栄中の二年生全員がお祝いの会に出席し、歌を歌うなど地域全体で三十年の節目を祝った。

(学校 2017-10-12付)