旭川宝田学園７０周年・旭川明成高校２０周年　時代切り拓く教育を推進　記念式典で発展誓い合う

（学校 2017-10-16付）

法人と同校のさらなる飛躍と発展を期し、約８００人の出席者が決意を新たにした

　【旭川発】学校法人旭川宝田学園（五十嵐敦子理事長）は六日、旭川明成高校（五十嵐敦子校長）で法人創立七十周年・明成高校開校二十周年記念式典を挙行した。同校の生徒や同法人が運営する旭川医療情報専門学校の生徒、来賓など約八百人が出席。同法人と同校の飛躍を祈念した。

　冒頭、五十嵐理事長があいさつに立ち、法人および同校の歴史を振り返り「本校の開校はより充実した教育を目指した学園の悲願だった。今後も時代を切り拓く教育を進めていきたい」と決意を語った。その上で「教育は子どもたちの成長を見守る素晴らしい仕事。その喜びを胸に、これからの学園の歴史を刻んでいきたい」と話した。

　つぎに、西川将人旭川市長、道私立中学高校協会旭川支部の小野寺敏光支部長、道私立専修学校各種学校連合会の吉田松雄理事長が来賓あいさつした。

　西川市長は市の発展と優秀な人材育成に貢献してきた同法人に感謝と期待を示し「生徒の皆さんには、それぞれの進路で立派な社会人として成長してほしい」と呼びかけた。

　小野寺支部長は総合学科の導入やＩＣＴ教育の充実、生徒一人ひとりに応じた進路指導などを展開している同校の取組を高く評価。「今後も地域の期待に応え、つぎの時代に向けて力強く歩んでもらいたい」とエールを送った。

　吉田理事長は同法人の進路実績に期待を寄せ「今後も専修学校の発展に向け力を合わせて取り組もう」と述べ、同法人および同校のさらなる発展を祈願した。

　続いて、同校卒業生で、ピアニストの渋谷藍香さん（第十一期卒）、バリトン歌手として活動している菅原征信さん（第四期卒）の二人に、五十嵐理事長が感謝状を贈呈。二人は感謝を込めて校歌や自身の楽曲などを披露。来場者はプロの演奏にうっとりと耳を傾けていた。

　次いで、在校生代表の幸田真依さんがあいさつ。同校の優れた学習環境でさらに勉学に励む決意を示し「母校への誇りを胸に、学校を発展させていきたい」と語った。

　最後に道内で活躍するシンガー・ソングライターの吉田朋代さんが作詞・作曲した学園歌を熱唱し式典を締めくくった。

　昭和二十二年に旭川タイピスト養成所として創立した同法人。平成九年には男女共学の旭川明成高を開校し、これまで約四千人の卒業生を送り出してきた。

　一方で、昭和四十六年にめいほう幼稚園、五十一年にわかば幼稚園を開園したほか、平成十七年に旭川医療情報専門学校を設立するなど多角的な教育活動を展開している。

　新たな歴史の一歩を踏み出した同法人および同校は、さらなる飛躍と発展に向け特色ある教育活動を推進していく。

(学校 2017-10-16付)