稚内市大岬小　除雪機械見学・写生会参加　乗車体験等でより身近に　〝働く車〟の役割学ぶ

（学校 2017-10-18付）

写生会などを通じて、除雪機械や道路維持について学んだ

　【稚内発】稚内市立大岬小学校（加藤聖校長）は十二日、開発局稚内開発建設部（＝稚内開建）が主催する道路維持除雪機械見学・写生会に参加した。宗谷岬除雪ステーションを訪れ、除雪時に使用する除雪トラックなど、普段近くで見ることのできない様々な機械を見学。除雪機械の乗車体験や写生会も行い、除雪機械の役割などについて学んだ。

　稚内開建では、道路の維持管理の役割を理解し、道路を身近に感じてもらうことを目的に、道路維持除雪機械の見学会や写生会などを実施。本年度は、大岬小一～四年生十七人が参加した。

　はじめに、同校で除雪機械に関して、開建職員が動画を交えながら除雪機械を紹介し「歩道の除雪には小型除雪車を使う」などと説明した。

　あいさつに立った阿部康明稚内道路事務所長は「除雪車は皆さんが眠っている朝早くから動いて、安全に学校に通えるよう道路をきれいにしている。きょうは普段なかなか近くで見ることができない除雪車に触れたり乗ったりして、除雪や道路について学んでほしい」と話した。

　このあと、宗谷岬除雪ステーションに移動。除雪トラックやロータリー除雪車に乗り、一人ずつ記念写真を撮影した。

　写生会では、児童一人ひとりがクレヨンを手に持ち、除雪機械を真剣な表情で見つめながら絵を描いていった。

　加藤校長は「除雪は“やってもらって当たり前”ではなく、私たちの生活を支えるために頑張る人がいること、除雪をしないと道路が大変だということを知ってほしい」と話していた。

(学校 2017-10-18付)