岩見沢農業高　市内建設業者でインターンシップ　ドローン操作など体験　現場の雰囲気を肌で

（学校 2017-10-20付）

ドローンや光波測距儀の操作を通し、建設業への関心を高めた

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（畠山佳幸校長）は十月上旬の三日間、インターンシップとして、岩見沢市内の芙蓉建設㈱谷村支社で実務体験を行った。農業土木工学科二年生の三人が参加。市内の工事現場を視察したほか、ドローンや光波測距儀の操作を体験するなど、建設業への関心を高めていた。

　同社の要請を受けて前年度から実施しているもの。実際の現場に身を置き、進路意識を高めることが目的となっている。

　初日は、支社で会社概要の説明を受けたあと、岩見沢市内の工事現場二ヵ所を訪れ、用排水路や暗渠排水の工事を見学。光波測距儀による測定やドローン操作も体験し、現場の雰囲気を肌で感じた。

　二日目は、現場事務所で施工内容に関するビデオを視聴したほか、暗渠排水の工事現場を視察。三日目には、三笠市内の現場で足場組立や道路補修などを見学した。

　同社の小林裕二常務は「初めてのことばかりで理解するのは難しいと思うが、今回の実習を少しでも記憶に残してほしい。今後の進路検討に役立ててもらえれば」と話していた。

　生徒からは「学校では体験できないドローンやコンピューター利用設計システム(ＣＡＤ)の操作ができてよかった」「今回のインターンシップの経験を今後のために生かしたい」などの声が挙がった。

(学校 2017-10-20付)