日P道ブロック研究大会小樽大会 子どもたちへの思い共有 PTA活動の在り方など交流(関係団体 2017-10-16付)
全道各地から1350人が参加した
【小樽発】第六十四回日本PTA道ブロック研究大会小樽大会が七・八日の二日間、小樽市民会館などを会場に開かれた。大会スローガン「未来へつながろうひとりひとりの心 海より大きな愛で育んでいこう」のもと、未来を担う子どもたちへの思いを共有し、家庭・学校・地域の連携、PTA活動の在り方について交流を深めた。
主催は、日本PTA道ブロック協議会(道PTA連合会、札幌市PTA協議会)。小樽市PTA連合会が主管。全道各地から会員、関係者など約一千三百五十人が参加した。
大会主題は「北海道開拓の礎(いしずえ) このまちから未来へはばたく子どもたちのために~今伝えたい親・子ども・地域のつながり」。
初日は、小樽市民会館のほか小樽市内の小・中学校三校、小樽市公会堂、小樽市民センター・マリンホール、小樽経済センターの七会場で分科会を行った。第一分科会(組織・運営)「防災に対する地域との連携」、第二分科会(家庭教育)「子どもと読書~本のある家庭教育」、第三分科会(学校支援)「子どもたちのために〝PTA〟が〝学校〟にできること」、第四分科会(地域連携)「子育てを支える地域のつながり」、第五分科会(食育)「〝いただきます〟からはじまる食育」、特別第一分科会(中学生討論会)「中学生だからできること~わたしたちからの提言」、特別第二分科会(情報モラル教育)「知識を磨き、心を磨く情報モラル教育」のテーマのもと協議を実施。子どもたちの周りで起きている問題や課題を学び、明るい未来に生かすべく議論を交わした。
二日目は、小樽市民会館を会場に全体会を実施。あいさつに立った大会長を務める道P連の青田基会長は「子どもたちを取り巻く教育環境は大きな転換期を迎えようとしている」とした上で「家庭・学校・地域そして行政とともに、子どもたちのために何ができるのか、常に考え行動し、周りで今何が起きているのか、問題や課題があるのならば、どのように解決していくのか、常に学び続けなければならない」と強調した。
続いて、来賓があいさつ。道教委の大川祐規夫生涯学習推進局長が柴田達夫教育長のあいさつを代読し「学力については、正答数の少ない児童生徒の割合が減少するなど改善傾向にあるが、生活習慣については、テレビやゲームに費やす時間の長さや朝食を摂る習慣のない子どもの割合などにいまだ課題がみられ、心身ともに調和のとれた成長のためにも学校・家庭・地域・行政が一体となった取組がますます重要となっている」と述べた。
日P連の東川勝哉会長は「全国の会員が有意義に活動している一方で、活動を行うのに当たって様々な課題を抱えていることも少なからず聞こえてくる。しかし、課題がみえているときこそ、あるいは難しい問題を抱えているからこそ飛躍のチャンスととらえ、PTA活動を行うためのPTAではなく、子どもの健全な育成と大人が学び、つながっていくことを目的とし、常に何のためにか問いながら活動していくことが重要」と述べ、大会で学び、気づいたことを日ごろの活動に役立て、さらなる活動の活発化を期待した。
このあと、道P連常置委員会の活動報告に続いて、元小樽市小学校長会長で、トンボハイヤー㈱取締役、小樽観光ガイドクラブ顧問の山川隆氏が「北海道の歴史から学ぶ命の大切さと親子のつながり」と題し記念講演を行った。
(関係団体 2017-10-16付)
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