３校に特別賞を贈呈　　日本教育公務員弘済会道支部教育研究論文助成事業

（関係団体 2017-10-23付）

ホテルライフォート札幌で行われた審査委員会

　公益財団法人日本教育公務員弘済会道支部（鈴木富士雄支部長）は、教育研究論文助成事業の審査結果を公表した。学校研究部門六十編のうち特選十編、個人・グループ研究部門二十二編のうち特選五編などを選出。また、特選のうち特に優秀と評価された札幌北高校、札幌市立新川西中学校、札幌市立稲積小学校の三校に特別賞を贈呈することを決定した。

　日教弘道支部は「教育振興事業（奨学事業・教育研究助成事業・教育文化事業）」「福祉事業」「共済事業」の三つの事業を柱に活動。貸与奨学金・給付奨学金やブックパック事業のほか、地域のスポーツ教室「アスリート先生」などに取り組んでいる。

　教育振興事業の一環として実施している教育研究論文助成事業は、優れた実践活動の研究成果を紹介し、教育活動をバックアップしようというもの。本年度は学校研究部門で六十編、個人・グループ研究部門で二十二編の応募があった。

　十月上旬、ホテルライフォート札幌で行われた審査委員会では、学校研究部門で特選十編（うち特別賞三編）、準特選三十七編、入選十三編、個人・グループ研究部門で特選五編、準特選十二編、入選五編を選出。日教弘推薦として、学校研究部門では釧路市立共栄小学校、個人・グループ研究部門では網走桂陽高校の及川剛志教諭を選出した。

審査委員からは「昨年度より応募数は減ったものの、新学習指導要領を見据えた先進的な内容や充実した内容が多い」との講評があった。

また、入選論文の助成金として、学校研究部門は特選十万円（特別賞は十三万円）、準特選五万円、入選三万円、個人・グループ研究部門で特選五万円、準特選三万円、入選一万円を贈る。

審査結果のうち、特選はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼学校研究部門

▽中標津町立俵橋小学校（中原英雄校長）

▽札幌市立東橋小学校（野村幸明校長）

▽札幌北高校（宮下聡校長）―特別賞

▽札幌市立宮の森中学校（木谷貢一校長）

▽札幌市立幌南小学校（角野誠校長）

▽旭川市立知新小学校（川島政吉校長）

▽札幌市立新川西中学校（江野秀明校長）―特別賞

▽札幌市立稲積小学校（北本雅人校長）―特別賞

▽市立札幌開成中等教育学校（相沢克明校長）

▽釧路市立共栄小学校（小野三枝子校長）―日教弘推薦

▼個人・グループ研究部門▽福岡伸康（旭川市立桜岡中学校教諭）

▽神谷賢蔵（岩見沢市立栗沢中学校校長）

▽及川剛志（網走桂陽高校教諭）―日教弘推薦

▽館英樹（士幌町立下居辺小学校教頭）

▽野呂田大輔（利尻富士町立鬼脇中学校教諭）

(関係団体 2017-10-23付)