道租税教育推進協議会資料作成専門部会　指導例もとに授業公開　１２月下旬、札幌元町中で

（関係団体 2017-10-19付）

　道社会科教育連盟や札幌国税局、道教委などで構成する道租税教育推進協議会（古谷雅幸会長）の租税教育資料作成専門部会は、十二月上旬に札幌市立元町中学校で租税教育に関する研究授業を行う。同会が作成した指導例をもとに授業を行うほか、研究協議を実施。児童生徒が興味・関心をもつほか、社会科の教員が授業で活用できる指導例の作成に向け、研究を進めていく。

　協議会は、租税教育の推進および充実を図るため、関係機関と連携し、小・中学生を対象とする租税教育資料を作成・配布している。

　専門部会では、児童生徒が税に対して興味・関心をもち、社会科を担当する教員が授業で活用できる資料の作成に毎年度取り組んでいる。

　今回、「わたしたちの生活と税」の指導例を作成。内容をみると、日本の税制について社会情勢のほか、日本とアメリカ合衆国との比較など展開例や板書例について記している。

　十二月上旬に元町中で、作成した指導例をもとに公開授業を実施。研究協議も行い、指導例の活用の在り方などについて意見を交換する。

　今後は、研究協議の意見をもとに指導例の内容を検討。三十年三月にも改訂版を作成し、全道の全中学校に資料を配布する予定となっている。

(関係団体 2017-10-19付)