全国水産高校実習船運営協会 100人参加し函館で研究協議会 実習船教育充実・振興へ(関係団体 2017-10-25付)
実習船の教育充実に向けて、研鑚を積んだ
【函館発】全国水産高校実習船運営協会(澤尻京二理事長)は十二日から二日間、フォーポイントバイシェラトン函館で、第六十四回研究協議会を開いた。都道府県教委関係者や水産・海洋高校の校長など約百人が参加。海洋教育の充実・発展に向けて、実習船の管理や運営に関する研究協議などを行った。
研究協議会は、水産・海洋教育高校の実習船運営に関する諸課題について、関係省庁との連絡調整を図るとともに、各都道府県教委および各水産・海洋系高校担当者による研究協議を通して、実習船教育の充実と振興を図ることを目的としている。
あいさつに立った澤尻理事長は、大会開催に向けた関係者の協力に謝意を示した上で「実習船は海洋教育の柱。日本の将来を背負っていく生徒のためにも安心・安全な航海の実施につなげてほしい」と呼びかけた。
つぎに、文部科学省初等中等教育局高校教育改革プロジェクトチーム児童生徒課産業教育振興室の江森俊太助成係長、農林水産省水産庁資源管理部国際課企画班の田上航課長補佐が祝辞。江森氏は「二日間の研修を通して、実習船教育の充実と水産高校の魅力の発信、水産業を支える人材の育成につながることに期待したい」、田上氏は「海洋学のほか、共同生活など様々なことを学べる素晴らしい教育ツール。実習船での調査データも国際会議などで活用されている」などと述べ、充実した大会となるよう期待した。
続いて、渡島教育局の河原範毅局長が登壇。「科学技術やグローバル化の進展によって、これからの課題に対応する人材の育成が求められている」とし、実習船教育における課題や諸問題の解決に向けて、大会の充実に期待した。
このあと、各担当者が所管事項を説明した。
午後からの研究協議では、北海道・東北地区、関東・東海地区、日本海地区、四国・九州地区の代表者が「実習船の管理・運営」「実習船の果たす教育的役割」「魅力ある船内教育」の三つのテーマに基づいて発表。それらをもとに、実習内容や取組の充実に向けて、意見を交わした。
二日目は、函館市教委生涯学習部文化財課世界遺産登録記録室の福田裕二主査が「北海道・北東北の縄文文化における交易・交流と世界遺産について」を演題に講演。本道における縄文時代の概要や市内の大船遺跡などを解説した。
(関係団体 2017-10-25付)
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